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甘党





俺が注文し終えると隣に春が座ってきた

「悪かったって」

そう言いながら俺の髪に指を絡ませてくる
それがくすぐったくて、妙に心地良い
けれど恥ずしさに耐えられなくなった俺は春の手を軽く落とした

「分かったから離せ」


そこへ注文した料理が運ばれて来た
よほど腹が減ってたのか俺達は無言で食べる
隣を見ると春が和定食を食ってた
奇麗に魚食べるんだな、とか思ってたら春がふと顔を上げて

「そんなに見つめられると食いづれえんだけど?」

なっ!俺そんな見てたのか・・・

「ふんっさっさと食え!」

また赤くなってるだろう顔を逸らし残りの卵粥を一気に食べた


イチゴオレは食後にと頼んでたから
俺が食い終わったのを見てウェイターが持ってくる

俺は笑顔で受け取りすぐにストローに口をつけた
幸せだ・・・久々に飲んだってのもあって余計に美味しく感じる

俺が幸せに浸っていると何やら隣から痛い程の視線を感じてチラッと見てみた




・・・・・春がポカーンとした顔で俺を見てる
なにしてんだコイツ





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あきゅろす。
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