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上か下か





俺がキスの余韻でまだ動かずに居ると不意に体が浮いた
あろうことか春が俺を横抱きしやがった
いくら春の方が背が高いっつっても俺だって180はある

「っおい!何してんだおろせ!」

「いいから大人しくしろ。
ここで襲われたいのか」

そう言われハッとする
此処は風紀室だ
さっき春が釘を刺したと言っても万が一があるかもしれない

ってそうじゃねえ!
このままいくと俺が下なのか?

・・・・・無理だ、想像しただけで気持ち悪い


俺が一人悶々と考えているうちに春は仮眠室の扉を足で開け鍵を閉めた

「おい、春っ」

話そうとしても春はそれを無視して俺をベッドへ投げた

「っ・・・・」

すぐに春が覆いかぶさってくる
やばい
このままじゃ確実にヤられる

早まる鼓動を必死に押さえながら春を見た

「なあ、もしかして俺がネコかよ?」

すると春は少し眉間に皺を寄せ「当たり前だ」と言った






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あきゅろす。
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