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「溜息つくと幸せが逃げてくぜ?」
俺しかいないはずの生徒会室に声が聞こえパッとそちらを見ると
「南雲・・・何の用だ」
南雲春彦、風紀委員長だ
風紀は生徒会の監視役みたいなもんで、立場上俺達は犬猿の仲だ
「今日までの書類がまだ届いてないんだが?」
チッ
いちいち嫌味な言い方しやがって・・・
「後で持っていく」
「それより他の役員がいないみてぇだが?」
・・・ほんとにむかつく
「お前にはかんけ「あるんだよ。
どうせ、お前以外の役員共がずっと転入生の尻おっかけて
仕事してねぇんだろ?隠してるみてぇだがバレバレなんだよ」
なんでもお見通しってか
何が言いたいのか分からない
つくづく嫌な奴だ
「ほっとけ。用が済んだならさっさと出て行きやがれ」
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