3
心底嫌そうな顔をして吐き捨てるように言う
するとそれまで黙っていた役員が
「太陽がせっかく友達になってあげると言っているのに何ですかその言い方は」
「太陽にそんなこというなんて会長最悪ぅ〜」
「「太陽がかわいそうじゃん!」」
「神宮・・ひど、い・・・」
滅多に喋らない一早までもがこちらを睨みながら言って来た
つかこいつらいつの間に転入生と仲良くなったんだ
「おい!俺は優しいから許してやるぞ!なあ、名前教えろよ!!」
まだ言ってんのかこいつ
さっきより一段と大きくなった声に更に眉間の皺が深くなる
何を言っても無駄だと感じた俺は喚く転入生を無視して食堂を出た
出る時にチラッと春日達を見ると
まるで敵を見るような目で俺を睨んでた
俺は一瞬戸惑ったが平静を装った
結局昼食をとらずに食堂を出てしまったので
生徒会室に戻ってルームサービスを取った
その日、俺以外の役員は生徒会室に戻ってこなかった
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!