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嗚呼、俺は幻聴が聞こえるまでに疲れているってのか
南雲が俺を好きだとか、末期だな俺
「言っとくが本気だからな」
どうやら幻聴じゃなかったらしい
が、そんな事はどうでもいい
問題なのは好きだと言われて嫌悪なんかなく
むしろ嬉しいと思った俺の気持ちだ
冗談だと思いたい・・・
「まじかよ・・・」
「ああ」
聞こえないような小さい声で呟いたつもりが聞こえたらしい
「つかお前、俺の事好きだろ?」
チッ
勝ち誇ったような顔しやがって
こうなったらヤケクソだ
「悪いかよ」
再び襟を掴んでキスしてやった
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