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小説(現在五部中心)
※【フーナラ】最後に素直【自慰】
『好きだ』


彼の眼差しはまっすぐだった








夜アイツと話した

「お前彼女いるのか?」
冗談まじりに聞いた
その瞬間アイツの目がゆらいだのに僕は気づかなかった

『何言ってんだよ〜当たり前だろ〜なんてったってこのナランチャ様だぜ〜♪』

えっへんとばかりに腰に手をつけ胸をはっている


まぁ…いてもおかしくないか…


『お前はどうなんだ〜?僕は天才ですからつくりません〜だなんて言うつもりか?』

にはは!と笑っていた

僕は苛ついて彼の頭を掴んだ
頭をかかえて震えている少年

だが僕は殴れなかった

いつもみたいに[ド低能がッ]とできなかったのはなぜだろう

手をはなし一歩下がる
『…あ、あれ…?』
なんで?とばかりに顔にハテナを浮かべている。

あ…かわいいかも…


僕は信じれなかった
なぜ目の前の低能野郎に対してこんな気持ちになってしまったのか。

ブンブンと顔をふり冷静をとりもどす

「どうしました?」

そうだ落ち着け

『え…いや…殴られると思ったからさ…』

からかいたくてつい言ってしまう


「殴られたいんですか?」

すると目の前の少年は焦って首を横にふった

『いやいやいや!!俺はMじゃねぇから!!なんかフーゴの様子が違ったから心配して……あ…』

顔を真っ赤にしたナランチャ
僕は ふふ と笑って言う「いませんよ?」

『へ?あ…そうなんだー』

まだ顔の赤いナランチャ

「ま、気になってる人はいるんですがねーなかなか…」

叶わない恋…最近気になりはじめた人
その人にあまり素直になれない自分が嫌だ


『手伝ってやるよ』

え?
ナランチャの言ったことばに思わず口に出しそうになる

「叶うはずないんですよ、付き合ってる人居るらしいですし」

そい言ってフーゴは苦笑いする


彼 フーゴの気になる人物とは目の前にいる少年のことなのだ




そのあとナランチャと別れ自宅に帰るとフーゴは大きくため息をついた

「はぁ…アイツ手伝うなんて言ってたけど…」

教えるわけにもいかない…

たとえ教えたとしてもきっと僕には二度と近づかないだろうし…

どうしよう…と扉を閉め、その場で座り込む

ふいに左手に何かを握っている感触が伝わる

「あ…気づかなかった」

殴ろうとして頭の布を掴んだ時に取れてしまった巻き布。
なんでもナランチャのお気に入りだとか。


「ナランチャの匂いだ…」
スンと巻き布に鼻を寄せる

汗の匂いが少し入った少年の匂い

さっきまで会っていた少年の
笑顔で 手伝ってやると言ってくれた少年の



2、3回ほど匂いを嗅いだ
少し体が熱く感じる

「…自分がこんなに変態だとはな…」

と既に熱を持ちはじめているソレを見てショックを受けているフーゴだが身体のほうは我慢できないらしくズボンを少し下げ、左手で巻き布の匂いを 右手でソレを抜き始める

「は…ッ」
だめだ…これを汚すわけには…ッ

頭ではそう考えているが身体は素直に動いてしまう
何度も少年を感じながら上下に擦る
「ぁ…っ」

熱をおびて膨張してくると、もうフーゴの脳には冷静な思考は届かなかった

ただ一心に少年をもっと感じたい

それだけだった
「―ナラ…ンッ…チャ…ッ」




フーゴて別れた後ナランチャはある人に電話をかけた

『いきなりごめん、別れよう』

きっと電話の相手は戸惑っただろう
[…なんで…?]

ナランチャは
『好きなやつができちまった』


そのあとナランチャはダッシュでフーゴの家に向かった

大事なことを伝えるために
その日の月はとても明るかった

フーゴの家に着くとナランチャはチャイムを鳴らそうと手をボタンに近づけた時、声が聞こえた

小さな声だったがすぐに誰のものかわかった

「―ナラ…ンッ…チャ…ッ」


『!?』
驚いた
声の甘さと荒い呼吸音
ナランチャは焦った
『どうして…?なんで俺で抜いてんだよ…』

ボタンに近づけた手を戻しナランチャはドアにもたれかかりその場に座った

「ふ…っ ぁっ―」
扱うスピードが早くなってきた
そろそろクライマックスを迎えるつもりのフーゴの左手には先走りなどで濡れているナランチャの巻き布があった

少年を深く感じたかったフーゴは我慢できなく巻き布を使ってフーゴ自身を擦っていたようだ

何度も何度も素早くし
「――っ…」
ピュッと白濁をとばし
フーゴは達した
はぁ…はぁ…と落ち着かせている

そして左手を見て
「…やってしまった」
て後悔した。
巻き布が白い液体やらなんやらで汚れていた

「洗えば落ちるかな…」
と考えた時 ピンポーンとチャイムがなる
ビクッと驚いたフーゴは左手のものを隠し、ズボンをきちんと履き、ドアを開ける。とそこには


『よっフーゴ。』
一番会いたくない人が目の前にいた
「!な…ナランチャ…どうしました?」

冷静冷静…フーゴは脳に命令する

『彼女と別れてきたよ』
平然とした表情で言う少年
『フーゴ。好きだ!付き合ってください!』
言葉がおかしいことには触れず 僕男ですけど?と言おうとしたが少年の目を見て思った
本気だ…

ナランチャの眼差しはまっすぐだった

答えはもちろんOKだ



「ところでナランチャ」
『んー?』
「ドア開けた時に思ったんですがその時顔真っ赤でしたけど…」
『え…あ…えっと…』
「…もしかして…」
『き、キレイに洗ってかえせよ!』
「!?」
『じゃ、じゃあな〜』
「あ!ナランチャー!!」
気がつけば足元にさきほどの巻き布があった


フーゴは軽くため息をつき
「僕まだ本当の気持ち伝えれてないじゃないですか…」
そう呟いた
―――――――――――
40年ほど前の曲を聞いておもい浮かんだ小説です。
本当はナランチャが死んだり、えろはなかったり…
恥ずかしいですが皆さんが楽しめることができれば と思って書きました!!
えろむずい

タイトルの意味はオマケにて

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