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dream
僕は君への想いで罪人となる/後藤ドリ(シリアス)


ただ想うだけ


それは、赦されるでしょうかーーー?







【〜僕は君への想いで罪人となる〜】







高校に入ってから出逢った君。

ひとみ繋がりで知り合ってから、日に日に惹かれていく自分がいた。





「葵は優しいねぇ。よしこと付き合ってなかったら、葵と付き合ってたかも」

「あはは。俺もごっちんと付き合えたら嬉しいな。」

「おいおいごっちん。本人目の前にして言うことじゃないだろー?葵も乗るなよ。冗談に聞こえねーっての」

「案外お似合いかもよ?よっちゃん、どーする?」

「ちょ、ミキティまで?!」





どうして。

僕らはもっと早くに出逢えなかったのだろう?



皆で笑い合っている時でさえ、きりきりと締め付けられる僕の心は真っ赤な血を流し続ける。

痛いけれど、君に助けて欲しいなんて言えない。



そんな僕の気持ちに気付かぬまま、君は何時もの柔らかい微笑みを僕に向ける。

それが僕を苦しめているとも知らずにーー。





「葵聞いてよー。よしこがさぁ・・・・」

「昨日よしこがね・・・」

「・・・・っていうんだー。絶叫よしこが悪いのにーーー」





君の唇が紡ぎ出すのはひとみの名ばかり。

勿論、愛し合っている2人なんだから当たり前の事だけれど。



それでも、僕はーーーー。





「ずっと想っていたいんだ・・・・どうか、それだけは赦して・・・ーーー。」





灰色に塗られた曇天の空にそっと呟く。

誰もいない屋上のフェンスに凭れて、空を見上げたまま瞼を伏せた。





ーーー好きです。

誰も知らないから、咎められることも無い僕の想い。





「誰か・・・っ!」





流れた涙をそのままに
僕は君を想い続ける。







君を想う僕は罪人

僕は赦されない罪を隠し続け、君の友人という仮面を被り続ける。

僕は罪人

苛まれ、僕は哀しみの水底へと墜ちていくーーーー。









END.

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