テイルズオブlong
屋敷
ラタトスクがスタスタと早く歩くので、気だるげなリッドとユーリはどんどん離されていく。
リッド「待てよファラー。ラタトスクー。」
リッドが呼び掛けるが、ファラは何も反応を返さなかった。
ユーリ「フレーン。」
次にユーリ。
フレンはチラリとユーリを見たが、何もなかったように前を向いた。
ユーリ「アスベ「いい加減黙ってついてきやがれ!」」
ユーリがアスベルに声を掛けるのを、ラタトスクが遮った。
上から目線な所に多少文句があったが、ラタトスクはもう何も聞かないと言うように、速度を早めていく。
仕方ない、とリッドもユーリも、少し本気を出す事にした。
やがて、段々速度が弱まっていき、ついに、ものすごく大きな屋敷の前で止まった。
リッド「うっわ、すげー!」
田舎産まれなリッドが声をあげる。
ユーリも下町育ちだが、昔騎士団にいたこともあり、特に驚くことはなかった。
ラタトスクが鍵を開ける。
随分頑丈そうな扉が、音をたてて開いていく様子に、皆は息をのんだ。
[*前へ][次へ#]
無料HPエムペ!