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テイルズオブlong
先輩
バタバタと騒がしい足音をたてて走る5人に、周りの視線が集まってくる。

しかし、そんな視線を気にしている暇はない。






やがて、先程の扉よりも大きな扉の前につく。

アスベル「先輩、お待たせして申し訳ありません!」

フレン「申し訳ありません!」

扉が開いて、二人が中に引きずりこまれた。

アスベル・フレン「「申し訳ありませんでした!」」

二人がとても必死に謝る声が聞こえた。

半ば他人事の様に思っていたリッドやユーリは、中からかかった声に、げっ、と声をあげた。

ファラ「行こう、リッド…。」

ファラも不安げだ。

リッド「…ああ!」

ギイィィ…。

先程二人が引きずりこまれた時はこんな音はしなかったので、軋むその音をとても恐ろしく感じる。

「……来たか。」

そこにいた先輩、という人物は、金髪に赤い目をした美形な少年(?)だった。

フレンもアスベルも、心なしか涙目に見えた。

「よう。…オレはラタトスク。ラタトスク・キャスタニエ。コイツらの先輩だ。話は二人から聞いた。ルークの件について、知っているな?そして、お前らの力が必要って事も。」

リッド「ああ、聞いたさ。」
ラタトスク「…よし、じゃあ、単刀直入に言う。……………お前ら力のある奴等はこれから家族として一つの屋敷に住んでもらう!もちろんルークもだ。担架で運ばせる。お前らと関われば関わる程、ルークは治る。だから、沢山声かけしろ。ああそうだ、家族の中にはオレもだが、オレの弟も混ざってるから、いじめんじゃねえぞ!」

結構な早口で言われたが、とりあえず驚いたのは、ラタトスクがブラコンだという事実。

ラタトスクの弟と聞けば、やはり恐ろしい口調をしている様に思えるが、ラタトスクの言い方からして、弟は弱虫で頼りない様な人物像になる。

ちょっと想像ができなかった。

何はともあれ、家族になるというのは、人助けの為だから、断る理由はない。

全員が賛成すれば、ラタトスクは満足そうに頷き、早速屋敷に連れて行くと言われ、ついていく事になったのだった。

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あきゅろす。
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