テイルズオブlong
病気?
ルカが安心した様な顔で感謝の言葉を告げるので、ファラが皆の言葉を代表して
ファラ「感謝なんてしなくていいわよ!逆に、わたし達こそ、あなたに感謝すべきよ!ね、リッド?」
更にはリッドに話を振る。
リッド「お、おお。ありがとな、ルカ。」
フレン「僕からも言うよ、ありがとう。」
ファラ「うん!ありがとねルカ!」
アスベル「感謝する!」
その言葉を受けて、ルカの涙目が更にウルウルとしはじめて、皆は慌てて、話を進める様にと伝えた。
ルカの顔が引き締まる。
ルカ「実は、ルークは病気なんかじゃなかったんだ。…ただ、少し……。」
リッド「何だよ、さっさと言えよー。教えてくれんだろ?」
勿体ぶった言い方をするルカを注意するリッドだったが、その目はただ優しかった。
ルカ「……ルークは今、心が蝕まれてるみたいなんだ。時折、変な声がするんだって言ってたけど…。」
フレン「!!ルーク様が!?いいい、今すぐに救いに………!」
フレンが慌てて走りだそうとするのを、誰かの手が掴む。
フレンがそちらを見れば、そこには挑発的な笑みを浮かべた全体的に黒い人物。
フレン「ユーリ!何でここに?」
ユーリ「とりあえず落ち着けよフレン。なあ、ルカ、そのルークってのを助ける方法はないのか?」
ルカがユーリの目を見つめて口を開く。
ルカ「…だからこそ、リッドやファラ、フレン、アスベル、ユーリ…その他にも、各地に散らばる、力ある者の力が必要だって。リタって人の発明で、もう捜査を始めてるけど、その場所につく前に、兵士達は怪我をして帰ってくる。…だからお願い!君達の力で皆を集めてよ!」
ルカがこれほどまでたくさん叫んだことに驚きを隠せなかったが、ファラもフレンもアスベルも、何だかんだでリッドとユーリも、困っているなら助けたいと思った。
ファラ「もっちろん!わたし達ならイケるよ!うん、イケるイケる!!」
リッド「しゃあねえなぁー。めんどくさいけど、働いてやるよ。」
フレン「僕もいいよ。困っている市民は助けないとだからね。」
アスベル「はい!その通りです!」
ユーリ「ふぁーああ、そこまで言われたんじゃ、やるしかねーな。」
ルカ「え、ええ!いいの?ありがとう!」
ユーリ「ま、気にすんなよ。ところでフレン、アスベル…先輩とやら、お前達のことずっと待ってるぜ?」
そのユーリの一言で、フレンとアスベルが固まる。
フレン・アスベル「ああああぁぁぁあ!!!」
そして、情けない事に、二人は大声で叫ぶことになるのだった。
フレン「早く行こう!ルカ、ありがとう!!」
フレンはリッド、アスベルはファラの手を引いて、ユーリはその後ろを走るのであった。
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