テイルズオブlong
無理
握手の後、リッドはあることを思い出してファラに質問をした。
リッド「そういや、ファラ。さっきの、ルーク?とかいうヤツはどうなったんだ?部屋から出たのか?」
リッドの質問に、ファラはうっ、と詰まった。
ファラ「無理だった…。彼、随分苦しんでるみたいで……。」
その言葉にフレンが反応を示した。
フレン「ルーク様と話したのか!?」
その口調が荒んでいて、ファラは思わず後ずさった。
ファラ「え、うん…。」
フレン「そう、か………。ありがとう、礼を言うよ。」
ファラ「え、いや、でも、ルークは結局部屋にこもってるし…」
その言葉にフレンが首を横に振る。
フレン「いいや。君のおかげで、ルーク様の苦しみは軽くなったんだ。」
リッド「…?どういうことなんだ?というか、なんでソイツ、部屋にこもってんだよ?」
質問を聞いて、フレンが眉間に皺を寄せる。
フレン「それは………。」
アスベル「…待って下さい、隊長!」
フレンが何かを言おうとした時、今まで出掛けていたアスベルが走ってきた。
フレン「…。アスベル、これは、もう僕達だけの問題じゃないよ。」
アスベル「で、ですが!」
フレン「アスベル。僕に意見をしないでくれ。」
アスベルは、フレンの普段よりきつめな言葉と瞳に、思わず言葉を呑み込んだ。
フレン「…ごめん、待たせたね。ルーク様が部屋にこもる、その理由は―…。」
アスベルが目を閉じた。
その瞬間。
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