テイルズオブlong
頼み
リッド「頼みぃ?」
リッドが首を傾げて尋ねれば、アスベルは困った様な顔で
アスベル「ああ………騎士団の仕事を手伝ってはくれないか?そのためには、君達の家を改造させてもらいたいんだ…。無理を言ってるってわかってる!だけど、お願いだ!」
その様子に、何だかキッパリと断れないファラは、思わずリッドに目を向ける。
リッド「はぁ?改造ぅ?何だよそれ、意味わかんねえよー…。」
リッドの言葉にアスベルは続けた。
アスベル「だ、だよなあ…。悪いが、上からの命令だ。抵抗するなら力付くで本部まで連行する!」
それを聞いたファラが慌ててリッドの腕を掴む。
ファラ「ど、どうしようリッド…!」
リッドはファラを見てアスベルを見た。
リッド「おい、アスベルとか言ったな。オレは、反対だぜ。だけどファラは考え中だ。こういう場合、どうすんだ?」
アスベルはリッドの目を見て笑った。
アスベル「はは、そうか!リッドは仲間思いだな!じゃあ、その心意気に免じて、リッドだけ本部に連行することにしよう。」
それに反応したのはファラだった。
ファラ「待ってよ!わたしだって反対なんだから!わたしも連行しなさいよね!リッド一人で行かせる程、酷い女じゃないわよ!それにあの家は、一杯思い出が詰まってるんだから!」
リッド「…ファラ…!」
リッドが驚きの顔でファラを見る。
アスベルはそうかそうかと頷き、二人の手を取った。
アスベル「よろしくリッド、ファラ!」
訳がわからない顔をする二人をよそに、アスベルが誰かに連絡をする。
アスベル「今から向かいます!…はい、…はい!楽しみですね!」
更に、アスベルの楽しみという言葉に顔を見合わせ首を傾げる二人だったが、結局どれだけ頑張っても真意はわからずに、二人は思考を放棄したのであった。
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