テイルズオブlong
入学式
やがて、入学式はやってきた。
去年は桜があまり綺麗に咲かず、今年も心配されていたが、今年は満開のようだった。
その桜を見回しながら歩くのは、茶髪の、人懐っこそうな男の子だ。
名前を、シング・メテオライトという。
その後ろを歩く、明らかに怖そうな、無愛想な男はヒスイ・ハーツ。
重度のシスコンであり、根は優しい。しかし口調が荒く、キレやすいので彼は小学生の時から友達はシングと、別の所へ言ったイネス逹だけだった。
シング「ねえねえヒスイー!広いよ!」
ヒスイ「あ?てめえ、うるせえよ!なあ、コハク?」
コハク「うわー、桜もすごくキレイだね、シング!」
シング「うんうん!ワクワクするなあ!」
ヒスイ「チッ、おいコハク!シング!とっとと行くぜ!!こんなところで騒ぎやがって、恥ずかしいっつーの!!」
シング「ちぇー、ヒスイのケチー…。」
コハク「もうちょっと見てたかったよね、シング…………って、危ない!」
シング「へっ?」
ガシャーン!!
シング「………あれ、痛くない…?」
?「ん、んー!!うー!」
ヒスイ「おい、シング、退いてやれ。」
シング「………あっ!下敷きにしちゃってたのか!ごめんね!!」
?「い、いえ…。」
シング「俺、今日入学するシング!よろしくね!」
?「あ、僕は、同じで、今日入学で、エミルって言います…!」
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