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-(6)

「……いつか」

いつかそのうちなど、そんな曖昧な返事など欲しくはなかった。

「七日後に」

強引に指定すると、月は明らかに困った表情を浮かべる。

「それは……」

「七日後だ、いいな」

拒否の言葉は聞きたくなくて、それだけを言い置くと、覇久毘はくるりと踵を返して歩き出した。

「あの」

呼び止める月の声を背中で遮断して、覇久毘は庭園を後にした。






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