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03-5

今は泣けばいい。
泣いて叫んで、心の痛みを吐き出せばいい。
青達は、紅が立ち上がってくるのを、待っていてやればいい。
いつでも手を差し伸べられるように。

「……信じてやれ、コウを」

「…………」

こくり、と青は頷いた。
クレウィーアはここに居ない方がいいだろうと判断すると、退出の礼を取って部屋を抜け出した。





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