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05-3
「視察という名目ができたな」

「じゃあ、俺はそういう形式で準備してくる」

話がつくと、リードグレンはさっと身を翻して部屋を出て行った。

「切羽詰まってますね……」

「ああ」

いつにないリードグレンの余裕のなさに、イシュヴァルトもクレウィーアも苦笑を零した。

「さて、私達も用意するか。クレウィーア、後は任せたぞ」

「畏まりました」

優雅にお辞儀をしたクレウィーアは、青にも気をつけるようい言いおいて退室していった。





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あきゅろす。
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