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Fruit parlor!(沖新)1【R18】
智さんへ(ほぼ押し付けで銀魂世界沖新の果物プレイ)
『Fruit parlor!』(沖新)【R18】



僕たちが付き合い出してからというもの、沖田さんは仕事帰りに僕の家によく寄ってくれて、その度に僕が晩ご飯を作ってあげる。沖田さんはうちに来る度にお土産を持ってきてくれて、僕はいいと言うのに「アンタと一緒に食った方が何倍も上手いんでさァ」と、いつものドS発動したときの笑顔じゃなく、子どもがお母さんに喜んで欲しくて一生懸命なにかしたときのような純粋な笑顔で。その純粋な笑顔に負けて僕はそれ以来断らない。老舗の和菓子とかだったりすると姉上も喜んでるし、結果オーライ・・・なのかな。
今日も、僕が沖田さんを出迎えると玄関に上がった沖田さんは僕に布に包まれた丸いボーリングの球よりは小さいぐらいの大きさのお土産を渡してくれた。何ですか?と聞けば、開けてみろとのこと。沖田さんは僕の驚いた顔が好きだからと、お土産の中身を教えてくれない。もう慣れたけど、うやっぱりドSなんだよなぁと思いながら布の包を広げていくと、中からは上等そうなメロンが出てきた。

「お、沖田さんこれ・・・」
「メロンですぜ、メロン。スイカとかじゃありませんぜ」
「いや、見たら分かりますけど。すごく高級そうなんですけど・・・」
「いつも言ってるだろ、俺はアンタと美味いモンが食いたいだけなんでね。切ってくれやすかィ?」
「―、はい!」

このとき、僕はあとの発言を大いに悔やむことになるけど、そのときの僕が知るよしもなく・・・僕は、テレビで見たちょっとした豆知識を言ってしまったんだ。

「沖田さん、このメロンすごく食べごろみたいですよ!」
「へぇ、そんなん何で分かるんですかィ?」
「実は、メロンのお尻の部分を揉むと柔らかさで食べごろかどうか分かるんですよ」
言った瞬間、沖田さんが僕の視界から消えた。
「沖田さん・・・?ふぎゃっ!?」
消えたと思った沖田さんは僕の背後に素早く周り、僕のお尻を揉んできた。変なトコで本気出すの止めてくれませんかね!!
「おー、成る程。コイツァよく熟して食べごろみたいですぜ」
「・・・っ、はいはい。もういいでしょ、メロン食べまし「俺はコッチが食いたい」
そう死刑宣言が聞こえたかと思うと、僕の視界は回って天井を背にした沖田さんのニヤリと笑う顔がドアップになった。お、押し倒された…だと?いやいやいや!呆然としている僕を尻目に、沖田さんは持ってきていた袋をなにやらゴソゴソと探っている。その表情は至極楽しそうで、悪い予感しかしない。

「実はこんなこともあろうかと、メロンとは別件でこんなものやあんなモノを「いや、いいです!聞きたくないし見たくないですから!つーか、アンタまだ晩ご飯も食べないでそんなこと許しませんからね!」
「大丈夫ですぜ、新八は主食でおかずでオカズでデザートなんで」
いや、おかず2回言ってね?ニュアンス違うとか僕は信じないぞ。僕が何を言っても、のらりくらりとかわしながら沖田さんは着実に僕を剥いていく。着物は中途半端に乱れ、袴は気持ち程度に足に引っかかってる始末。いつの間に・・・なんて考える暇さえなく、沖田さんの少し体温お低い手が僕の首筋から胸に向かってスルリと下ろされる感覚にビクリと身体が震えた。

「で、食っちまってもいいですかィ?」
「全く、僕の首筋に既に唇押し当ててきてる癖に何言ってんですか・・・どうせ、答えは聞いてやせんけどなんて言うんでしょ」
僕が呆れながら言うと、正解だと言わんばかりに僕の首筋に吸い付いて痕を残してきた。

これは・・・あのメロンを食べられるのは下手したら明日になっちゃうのかなと思いながら、僕は沖田さんの頬に唇を寄せた。



あきゅろす。
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