突発雑記帳
カミサマ
お母さん、なぜ風は吹くのでしょうか。神様に聞けば教えてくれるの?まじ?
じゃあ神様、なぜ風は吹くのでしょうか。なんでそんなこと聞くのかって? 急に風吹いて飛ばされたプリントのせいで僕が今非常に不幸だからです。
「だから、オレのがいーよね?優しいよ?浮気もしないし、ね」
「腹黒に騙されんなよ?いくらてめぇがバカでもそれくらいわかんだろ。オレにしとけ。男抱くのなんか初めてだけど、ちゃーんと気持ちよくしてやるって」
「は、早漏のくせに」
「ああ?んだとコラ。誰が早漏だ誰が」
「ね、山田。こんな短気な早漏野郎はやめときな」
「だから誰が早漏だ!!」
助けて神様。オレは女がすきなんだ。彼女は欲しいが彼氏はいらん。
つうか風っつーもんを創ったのってどうせテメェなんだろ?神様だろ? いいか、お前があの時風なんか吹かすからBL漫画用のストーリープロットのメモが飛ばされたんだよ! しかもあのバカ供の手に渡ったんだよ!
オレがBLのストーリー考えてるのはただのバイトだ。オレの性癖とは無関係だ。ただ姉貴がBL漫画描く漫画家なだけだ。
一度ギャグで書いたストーリーを姉貴がおまけとして自分の本の巻末漫画に載っけたのがウケたのがきっかけで、それ以降たびたびストーリー制作をしている。客受けがよければボーナスまで出るいい仕事だ。ただそれだけなのに…!!
「ちょっと、山田ー? 今日はどっちとデートすんの?」
「!」
するっと頬を撫でてきた茶髪の優男が1匹。
「だから。テメェみてぇな腹黒とは行かねぇよ、な?」
ぐりっと顔の向きを強引に変えてきたピアスだらけのバカ男が1匹。
「どっちともデートなんかしねぇよ!!オレはノーマルだ!!おっぱいがすきなんだ!!」
思い切り変態発言をかます黒髪平凡男子、オレ。順風満帆だったはずのオレの日常はこの茶髪の男ふたりにかき乱されていく。
静かだった毎日がざわめいてうるさいのに、不快どころか楽しみはじめているオレがいる。なんだかそのうちこの勢いに負けてケツを掘られてしまいそうで怖いなぁ、なんて心のどこかで考える。
おい神様、
もしそんなことになったら
テメェが責任とれよ!
「カミサマ」-END-
茶髪〜はこうなる予定だったという妄想。
流され体質の山田が総愛され?総受け?で
腹黒い子(南)と、ガラ悪い子(山下)と、チャラい子(櫻)あたりが攻めのはずだったんだけどなぁ,,,
書き始めた時イメージしてたストーリーを維持するのが苦手です←
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