悪魔な貴方と総長と A 「そう、偉い子。…よいしょ…」 俺の返事を聞いた佐藤が、にっこりと、それでいて、少しだけ嬉しそうな表情で笑いながら、俺を抱えた。 「うわっ!な、に?」 しかも、お姫様だっこ…うわ…傷付く… にこにこしたまま、俺はベッドに… いや、ちょっと待て… なに? なんで、俺ベッドに寝かされてんの? 「…??」 「ほら、翠、足開いて〜?」 「はいっ!!!????」 いやいやいやいや! 何故!? 開く、必要、ないよね! 「…何?無理矢理やられて、ねじ込まれたいの?…へぇ…やっぱり翠は〜マゾ〜?俺は〜別にそれでも〜いい〜よ〜?」 ちょ… なにをねじ込むの?! お仕置きは終わったんじゃないの!? 「い、いや…だ」 「…翠…」 ―パシンッッ 「っ!!!」 頬を打たれる。 「開くよね?欲求不満の翠を気持ちよくさせてください、て言えるよね?」 打たれたことによって、俺のこいつへの恐怖心が一気にいっぱいになる。 逆らえなく、なるんだ。 震えながら、何にも出来ない俺は言う。 「欲求…不満な…俺、を気持ちよく…してくださ…ぃ…」 「いい子」 笑った佐藤の、唇が、俺の首に落とされた。 [*前へ][次へ#] [戻る] |