悪魔な貴方と総長と
脅しの天才だよね!
なんとかあんぱんを食べきった、俺。
ですが、佐藤がまだ食べきってない…というか、俺自身が、どうしたらいいか…わ、わかんない。
いや、逃げれるものなら逃げてるけど、出来ないのが俺という存在なんだぜっ☆
「翠」
「はははい!!?」
いきなり、声かけてくるなっ!!!
「俺の前に座って〜?」
にっこり。
な ぜ で す か ?
え?
理解不能なんですが…!?
隣から、ズルズルと佐藤の目の前に移動する。
スッゴい…威圧感☆
自分で目の前に座らせておいて、何してんの、みたいな目でみてくる佐藤。
いや、それこっちのセリフだって!
「翠?何してんの?早く、こっち来なって〜」
あれ、おかしいな?
佐藤がポンポン、としているのは…やつの膝上な気がするんだが…
「…イヤだ」
ふ、普通に友達の膝なんかのったりしねぇよ!俺、そんなことするキャラでもないし!
「嫌?」
「…………」
ち、ちちょっと?
なに、そのトーンを落とした声!!?
「…今から、俺のお友達呼んで、屋上で複数野外プレイでもしよっか?」
「……は?」
「翠さ、激しいのが好きそうだし?」
いやいやいやいやいや?!なっ!?
膝に乗らないからそんな脅し方するわけ!?
いくらなんでもそんなの学校で出来るわけ…
あまりのことに混乱する俺。
「俺以外の、知らない奴等にマワされてもいいの〜?」
顎をがっちりと手で固定されて目を合わせられた。
こいつは、佐藤は冗談なんかじゃないくて本当に実行するやつだ……
その言葉に、真っ青になる。
「ね、どうする?大人しく座るか、ブチこまれるか…」
にっこり、笑われる。
震える声で、返事をしたのは、…仕方ないことだと思うぞ。
「ぶ、ぶちこまないで…ください。」
「じゃあ、上に乗ろうか?」
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