悪魔な貴方と総長と
一条Side
一条Side
俺が夏紀と話てる間、透が三谷を連れ出す。
話してると、夏紀が
「お前何なの?」
と聞きやがった。
こいつが覚えてるか分かんねぇえが、言ってみた。
お前の
「誰かさんの昔の幼馴染みだ」
と。
反応するなんて思ってなかった。
ピクリと指が動いた、気がした。
そして…
「…幼馴染み…?」
眉を寄せ呟いた。
「一条!!」
寝室から、三谷を背負った透が駆けてきた。
そして俺の横を通り過ぎて部屋から出ていく。
俺はそれを確認してから、夏紀に向き直った。
「…お前が、もしアイツを好きなら止めないが、そうじゃなかったら止めろ。」
「何それ?俺のオモチャなんだから、どうしようが俺のか」
「勝手じゃねぇんだよ…」
「いい加減、その歪んだ思考回路どうにかしろよ。夏紀。じゃなきゃ…」
いつかお前が壊れちまうぞ。
そう言って、俺も部屋から出た。
一条Side終了
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