悪魔な貴方と総長と
急げ一条Side
三谷の教室に夏紀が来た、というメールが透からきて、すぐに向かった。
教室を開けたら、三谷が佐藤と向き合って何か話てた。
名前を呼ぶと少し安心したような表情をして、こちらに向かってくる三谷にどこも殴られたりしてねぇな、とか安心した。
それがヤバかった。
あの夏紀だ。
一瞬の隙をついてきた。
腹殴られて、三谷が気絶したのがわかった。
直ぐ様近付こうとしたが、夏紀が机をぶん投げてきやがって、足止めをくらった…。
机を手で受けとめてから、夏紀達の方をみたが、もう教室をでたあとだった。
チッ…
俺は直ぐ様仲間に連絡入れて、夏紀が行きそうなとこ調べた。
教室の中をちら、とみると透と目があった。
こいつとは幼馴染みだ。
「透、お前どうすんだ。」
「佐藤ん家行くぞ。お前調べなくてもわかんだろ。あいつの昔からのクセだ。」
行くことが、あいつん中で決まってたらしく、教室の何人かになにかを言って、俺の後から着いてきた。
そういえば…そうだったな…お気に入りを手にいれたらあいつはいつも、家に隠すんだ…。
しばらくしたら発見されるのに…。
「おい、一条、お前今あいつが住んでる場所知ってるのか?」
「あぁ、知ってる。」
学校出て、夏紀の住んでるマンションに向かう。
こんな時に限って、バイクは置いてきちまってて…
「ちっ…走んぞ…」
ボソリといったが、透には聞こえてたようで同じに、走りだした。
なんで、こんなに必死なってるか自分でもわかんねぇのにな。
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