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WE love gatekeeper!!
D


ヘコむ心に叱咤して、土日にやるべき仕事をすることにした…。


外泊届けとは別に、俺のとこでは外出届けを門番塔で記入してもらう。

名前と携帯番号、クラスと生徒No.を確認して、名簿に印をつけて、そのあと柊さんが持ってきてくれるリストにある名前にチェックいれて、今日外泊じゃない生徒たちが帰ってくるまで門番塔で待機になる…。








ちょっと、恭夜さん、俺んとこに外出届けでてないんですけど!?




あの人のことだから普通に忘れてたとかいいそうだけど、昨日の今日でこれだとムカつく!


ガチャー


「おー、アヤちゃんいるー?」



急にノックも無しにドアが開かれたと思ったら、篤が立っていた。

「お、いたいた、ちょっと待ってなー…」


と何か持ち込んできたものをシンクにおいて何かしはじめた。



「お前久々に来たと思ったらなにしてんの?」


「あ、鍋借りるねー」


とすでに鍋に何かいれたあとで聞いてくる。


「なにして…」


「あ、ちょっとアヤちゃんはソファにでも座ってなー」


鍋の中を覗こうとしたら、止められてソファまで誘導された。


「あ、こんくらいかなー?」



なぜこいつは、土日に門番塔にきて、鍋を使いにきてるんだ…意味がわからん。
自分のとこでやればいいじゃないか…。


「アヤちゃん、熱かったら、許してね」

「は?っ!熱っ!?」


急になに言い出すんだと思って篤のとこを向いた瞬間、鍋を持った篤が立っていた。


そして何を思ったか、篤はそれを俺にかけた。


そりゃもう盛大に。


「あつ、なんだこれ!」

「まぁ、気にせず、ほらこれ服につくと色ついちゃうよ、脱ぎなよ」


「はぁ?!」



こいつ自分でかけたのに!ってかまじこれなんだ!



「もー、はやくアヤちゃん乾いちゃうじゃん、それ」


「お前な…」


「よっ」


篤が鍋をおいて、俺の前に来たと思ったら、服を脱がし始めた。

「おい、なにして」

「アヤちゃん、俺のために一肌脱いでくんない?」


またも言いながら俺のボタンを外していく。

「いや、なんでだよ」

「いやーいいアイディアが生まれなくてサー、ちょっと手伝ってよ、アヤちゃん。俺のお財布のためにも」


ぐっ…。

こいつのこの財布って家計のことなんだよな…。妹の学費こいつが出してるって、泰牙が言ってたのを聞いたことがある。


うぅ、妹の為になんて泣けるじゃないか…


はっ!



「篤っ!!」

「いやぁ、いー眺めっ」



気づいたときには服で後ろに腕を固定され前が全開だった。

ご丁寧にベルトでもしめて…!


「そうだった、お前の財布事情はいつも協力したいとは思うけど、毎回こうだと協力したくないぞ!外せ!」


そう、毎回なんだか怪しい格好をさせられるんだ。
半年くらいなかったから忘れてた!


「でも毎回協力してくれるんだよねー、やっさしいーアヤちゃん」

ピンっ!


「ばっ!」


「ごめんねーアヤちゃん今回乳首起っててもらわなきゃ、エロくねぇーだよね、あ、眺めは最高にエロイから安心してなー」


「安心できんわ!」


こともあろうか、こいつ俺の乳首にデコピンを!


「ちょっと恥ずかしいそうな顔も欲しいから、協力お願いしまーす」



その一言に俺は絶句した。

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