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WE love gatekeeper!!
休日 @

あの後、恭夜さんは柊さんに弄られ倒された。
俺のエンジェル柊さんイメージが新幹線くらいの速さで通りすぎるくらいの発言をして、恭夜さんをへこませてた。

兄さんに、死ね、とかウジ虫とか言われてもぴんぴんしてる恭夜さんがだ。

もうなんか凄かった。

たぶんそこに理事長まで加わっちゃったら恭夜さんは泣いてたと思うよ。うん。



そして無事、いや、俺の用具小屋での事件をスルーすると生徒たちは何の問題もなく歓迎会を終えた。


敬助には不思議ソーダをあげた。すごく喜ばれた。
ちょっとしたネタのつもりだったのに。


「最近はまってるんですよね、これ!あざっス!」

と、笑顔で言われたら、こっちも嬉しくなった。
どうやら本当に色々な味がして不思議らしい。

頭撫でたらえへへ、と照れられた。可愛いかった。

で、次に藤沢を探したんだけど、見つからず。
え、どういうこと。
歓迎会終わったあとに、ばったり会ったときにそれを聞くと、あの後、自分の出る競技が終わったのでさぼっちゃったそうな。

藤沢…、いい子なのか悪い子なのか…どちらなんだい…。

でもあの時の約束は有効なので、冷蔵庫にスポーツドリンクを冷やしてあるのでいつでも門番塔に寄るように伝えると気が向いたらな、とツンツンされた。

…来たときデレるつもりかい藤沢よ…。




歓迎会が終わった次の日は疲れをとるための休日で、その次の日は土日だ…。
そう三連休なんだが…。





「暇だ…」






もちろん寮には生徒もいるが、だいたいの生徒は連休を利用して家に帰ったり、遊びにいったりと忙しい…。
問題もなさそうだし、俺も休みみたいなもんだけど、一応仕事らしいことをしようといつもの見回りだ。









しばらく歩いてたら、校舎の陰で見えにくくなってるとこに、見知った姿が…


柊さん、あんなとこでなにして…あぁ生徒と話してる。

あんな人気のないとこで話とは…あれか、こ、告白…!!


ん?






あ!

あいつ!

歓迎会のときに俺を逃げるための口実に大変な目に合わせた生徒じゃないか!

ゆ、許さんぞ!




でも告白中なんだから一応ここは引いてやる!
マナーだ!


と、自分の心闘いながらその場をあとにした。


俺、偉い。



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あきゅろす。
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