WE love gatekeeper!! コーラ 「じゃあ、ご苦労様です。」 強姦未遂の四人を、俺よりがっしりした、学園の警備の人達が連れていった。 んー…警備の人たちみたいに筋肉付けたいな… 「アヤちゃんお疲れ-」 「なんだ、お前帰ってなかったんだ?」 門番塔に行こうとしたら、警備の人達とは反対方向から篤がでてきた。 片手には、コーラを持っている。 「アヤちゃんも送ろうかと思って。あ、はいこれ。」 いや、俺送られる意味ない… 渡されたのはコーラ…… 俺甘いの苦手なのに… でも、一応、俺の為に買ってきてくれたわけだし… 「…ありがとう…」 お礼だけは言った。 あとで部屋の冷蔵庫にいれよ…。 「…飲まないの?」 コーラをもっていた手を下ろしたら、せっかく買ってきたのに飲まないんだ…みたいな顔をされた。 こ、これは…飲むしか、ないのか? 「…、の、飲むよ?」 目の前で飲んでやったら気がすむのか篤よ。 缶をあけると、プシュ、と炭酸が抜ける音した。 ごくり― …甘すぎる… 「………」 一瞬だけ眉を寄せて飲んでいる俺をじーっとみていた篤に気づく。 「お、美味しいよ?ありがとう」 みていたので、感想を言ってみた。 コーラの感想って…俺。 「やっぱ、嫌がりながら飲むアヤちゃんはいいよなー。よし、今度の新作これいれよ。」 「…お前、今なにかいった?」 いや、俺の聞き間違いじゃなかったら、こいつ俺が甘いの苦手と知りながら、コーラを飲ませた、と…いうことになるぞ。 「ん?チームのやつら限定だけど、俺自分でゲームソフト作っててさぁ、それのネタ思いついたから、声だしてたかも。気にすんな?」 余計気になるんだけど…… 「アヤちゃん門番塔行くんだろ?ほれ、おいで。」 腕をぐいっと引っ張って歩きだした篤。 年下に腕掴まれて、歩幅が合わず、ケンケンで道を行く俺って……どうよ? 悔しいすぎるっ!! [←][→] [戻る] |