WE love gatekeeper!!
放課後@
そして、放課後。
また、充君がきた。
ちょ、俺のお気に入りのゲーム機…
充君が黙って借りてった。
「そーいえば、宮野サンってさ、どーやってこの役職についたの?」
ゲーム機から目を離さずに聞いてきた充君。
「理事長と知り合いだから。」
「えぇ!!??理事長と知り合い?」
知り合い…っていうか、恩人なんだけど…
「…大切な人だよ。あの人がいなかったら俺今ここにいない。はい、この話終了!」
「一番気になるところなんだけど?」
「ほら!俺、見回りの時間!帰った帰った!」
と、渋々充君はゲーム機(俺の)を持って出てった。
よし、見回りしてきますかね。
その前に、充君が使ったグラス片付けないとなぁ…
PiPiPiPiPi―――――…
準備をして、外に出た瞬間、携帯電話がなった。
こんなタイミングで誰だ?
表示されている名前をみると…
「兄さん…?」
兄からだ。
通話ボタンを押して、携帯を耳にあてる。
あ、理事長から携帯の使用は許可とってます。
「もしもし、兄さんどうしたの?」
『最近、店来ないから……忙しいのか?』
あ、兄さんちょっと疲れてるっぽいな…
「4月だったから忙しいんだよ。来月は、土日にまた来るよ。」
『泊まってくだろ?親父たちも会いたがってたぞ。』
「うん。泊まってく。じゃあ、俺仕事中だからさ…」
兄さんともっと話したいけど、仕事中だしね。
理事長からは仕事しないで電話だけしててもいいよ?って言われたことがあるんだけど…絶対にそんなことしない!!仕事せず、とか俺何しに来てる!って感じじゃん。
『あ、最後に…』
うわ、また始まっ
『お前、年下にはかっこつけて甘えないからって年上のやつにベタベタすんなよ?そこには糞恭夜がいんだからな!いいか!あいつにはあんま関わんな!』
「…う、うん、わかってるよ兄さん…」
いつ聞いても、ボロクソ言われてるなぁ…恭夜さん…
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