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WE love gatekeeper!!
5月最初の訪問者


そんなこんなで、5月になりました。


そういえば、あの充君。
あれからほぼ毎日サボりにくるんですよ。もう俺びっくり。

ですから、ちょっと叱って授業に出してます。
まぁもうすぐ、連休だからいいじゃん。ねぇ?



「うーん…5月かぁ、五月病になりそうだ…」


はは、と自分で言って笑う俺。
窓全開で。


カシャ―


不意に聞こえたシャッター音。


「?」


窓から人が覗いている。

というか、

「カメラ?」


何故カメラ?
と、いうか俺、この場合撮られた?


「盗撮ですか?」


と思ったことを言っちゃった☆



「いや、この場合は隠し撮り?ん?一緒か?っつか久しぶり。俺、覚えてねぇ?」


と、窓からひょいっと入ってきたのは…



「藤沢…蓮…君じゃないか!」

「君はヤメロよ、慣れてねぇ。」


入学式ぶりの藤沢だ。

今まで音沙汰無しだったのに。


「…ところで、藤沢よ。何か用?」

「あ?あぁ、門番さんに会いに?」



「………うわ、俺モテモテ?」

「…嘘だから。」


いや、わかってるけど。
たまたま通りかかっただけなのか…?


「…まぁ立ち話もなんですし…何か飲む?」


「あー、ども…」


藤沢はそう言って、窓際から移動してソファーに座った。





「最近あんた、よく笑ってるって評判いいよ。(…極一部だけど。)」

「へ?」


そうなのか?

って


「何?藤沢、友達出来た?それとも彼氏?そんなこと誰が言って」
「彼氏って…そんなわけないだろっ!!」


「え、だって、4月に来たばっかのに、そんなこと…」


知ってるって…


「だ、ダチだよダチ!」


お友達ですか…いじめられなかったんだ、よかったね、藤沢…って、あー、藤沢はね、いじめたくなるタイプなんだよねー…
よし…

「え?タチ?タチってタチ?え?藤沢ってネコなの?えー、なんかショック…」


はっはっはっ


「じゃねぇ!!!っつかそんなこと言ってねぇだろ!!!何いってんだお前っ!!!」

あー、超いじりがいある!面白いー


「藤沢、誰に聞いたんだよ?」

まぁ、遊ぶのはこれくらいにして聞いてみた。


「…と、と、友、達…に聞いたんだよ…」

また、ダチとか言ったらイジられると思ったのか、言い直した藤沢。




「やっぱりさぁ…藤沢は可愛いなぁ…」

「…この…ばっっか野郎!!」

いくら顔がかっこいい系だとしても、俺の中では可愛いものとして記憶した。

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