WE love gatekeeper!! C あのあと風呂場から、微妙に笑いながらソファーに座る泰牙を睨みながら、ホットケーキが盛ってある皿をテーブルに並べた。 もちろん作ったついでに自分も食べる。 「……」 「アヤ」 「…………」 「…アヤ、そんなに拗ねんな。遊び過ぎた。」 拗ねてねぇよ! こいつと話てると、身に付けたポーカーフェイスやら歳上としての威厳が崩れる… もっと大人になれ俺! 「さっさとホットケーキ食べろよ」 そういってホットケーキを口にする俺。 ホットケーキは熱々が美味いんだ。なんせホットなケーキだからな… 「…ふっ、サンキュ」 こいつは食べる前に必ずお礼を言う。 いや、お礼なんだから、お礼は必要ないような… ま、いいか。 もぐもぐ むぐむぐ むぐ… 「あ」 「あ?」 忘れてた。 「…今日、布団ないんだけど…」 そうなんだ。 忘れてた。 前に兄さんがきたときに、布団をダメにしたんだ… 今はクリーニング中なの、あの子。 「別に、お前と寝ればいいじゃねぇか、広いし?」 「え!?」 確かに広いけど。 キングサイズだけど。 「…なんだよ、恥ずかしいのかアヤ?」 「は、ずかしいわけないだろ!何を言ってんだかこの子は!」 「…おい、大丈夫か?」 はっ!あまりの動揺っぷりに口調がおかしくなった! 「おぉ!いいぜ!一緒に寝てやろうじゃんか!俺は壁側だからな!」 うん。そこは譲れない。 「はいはい」 そういいながら、ホットケーキを食べ始める泰牙。 気のせいかな? なんだか悔しいぞ☆ [←][→] [戻る] |