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その他
【デモブラ】そして、一匹いなくなった



街の路地裏で、お腹を空かせた小さなワンコが淋しく鳴いていました。


ぺこ丸
(くぅ〜ん……、おなか空いたワン。捨てるなんてヒドいワン。ニンゲンめ〜ぇ!)




そんなかわいそうなワンコこと『ぺこ丸』を、とある悪魔が見つけました。
魔界の王、サタンです。


サタン(おっ!どす黒い邪念を内に秘めた鴨…もとい、ワンコを発見。
上手く取り入って利用して、この世界を我が物に……! フハハハ…………は?)




ぺこ丸に、華奢な子供の手が伸びました。


ぺこ丸
「ワンッ!?
(だれだっ、だっこするのワッ!?)」
ハニエル
「ワンちゃん、可愛い……v(ぎゅ〜v)おとうさん、この子、飼ってもいい?」
リヒト
「いいけど、ちゃんと面倒見ろよ」
ハニエル
「うん…っ。おいで、ワンちゃん」
ぺこ丸
「きゃんきゃんっ!……くぅん?
(はなせぇ、ニンゲンめ〜ぇ!…………って、この子、ニンゲンじゃないぞ?)」




ハニエル
「はい……。たくさん食べてね」
ぺこ丸
「きゅ〜ん!はぐっ、はぐっ
(ごはんだ〜! がつがつっ、おいしいな〜!)」
ハニエル
「よしよし、いい子いい子」
リヒト
「飯食わせたら、風呂に入れないとな。シャンプーは……人用でいいか、面倒だ」
ハニエル
「ワンちゃんをお風呂に入れるの、おとうさんもお手伝いして」
リヒト
「はいはい」




−−−−こうして新しい家を見つけたぺこ丸は、人間への怨みはどこへやら、争いに巻き込まれることもなく、幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし☆


サタン
「…………次行こ、次」


おわり


【あとがき】

ケータイの中に、何ヶ月も放置していた小ネタです。
確か、ぺこ丸がアルカディアに紹介された翌週に書いた様な……。

ひそかに『デモンブライド』が気になってます。
その中でも、リヒハニ親子とぺこ丸が気になって仕方ないです。

お父さん、キタ−−−−!!
わんこたん、キタ−−−−!!

わんこには、是非幸せになってもらいたいです。
もちろん、リヒハニ親子にも(^_^)



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