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pop'n music
【ケンしお】しおんの正体を知りたいジュン&シンゴと、知らないケンジの話
【注意】
・ケンしおというか、ケンジ→←しおん。
 二人はまだ付き合ってません(まわりは付き合ってると思っている)
・でも、しおんの出番はほとんどなし。
・主役は純真(ジュン&シンゴ)。
・ケンジは、しおんが雪女だと知らない。人間だと思っている。
・ケンジは奥手かつボケ(もといピュアなハートの持ち主)
・純真は、ケンジの後輩という設定。
・会話文のみで進行します。

以上の事を踏まえて御覧ください。






―――第1話―――

シンゴ
「なぁジュン、最近ケンジさんに出来たカノジョって、何か変わってる人だよな。変わってるって言うか、普通じゃないって言うか……」
ジュン
「しおんさんだろ。そうだな。冬なのにあんなに薄着だし、何か浮世離れした雰囲気だし……」
シンゴ
「もしかして――人間じゃないとかっ!?」
ジュン
「う〜ん…………………………ま、それもアリだな」
シンゴ
「そうだな、はは〜♪」
ジュン
「多分、雪の妖精とかじゃないかな?」
シンゴ
「ああ、そんな感じだよな。雪女とかさ〜」


(人外がわんさかいるポップンの世界では、わざわざ驚く事でもなかった)
(ダテに彼らも、ポップン4から参加していない)





―――第2話―――

ジュン
「この際、確かめておくのもいいかもな。勘違いして失礼があったら困るし」
シンゴ
「そうだな〜。あっ、ケンジさん発見。ケンジさ〜ん!」
ケンジ
「やぁ、二人ともどうしたの?」
ジュン
「しおんさんなんですけど、ぶっちゃけ何者なんですか?」
ケンジ
「えっ、しおんちゃんは……」
シンゴ
「しおんさんは〜?(わくわく)」
ケンジ
「しおんちゃんはね……」
ジュン
「はいはい(わくわく)」

ケンジ
「しおんちゃんだよ」

ジュン&シンゴ
「「だからそうじゃなくてええっぇぇぇっ!!!!」」





―――第3話―――

ジュン
「そうじゃなくて、しおんさんは何者かって訊いてるんですっ」
シンゴ
「人間なんですか、彼女? 実は妖精とか、そんなんじゃないですか?」
ケンジ
「えっ……!!」
シンゴ
「やっぱり! そうなんですか、ケンジさんっ?」
ケンジ
「そんな……っ! 妖精なんている訳ないだろう。いくらしおんちゃんが、可愛くて美人で魅力的な女の子だからって!!!」
ジュン
「あはは……」

シンゴ
(気づいてないんだ、この人……)
ジュン
(まぁ、ポップンデビューしたての人は、まず人外の存在なんて信じてないよな……)
シンゴ
(って言うか先輩、今自分のカノジョを無意識に褒めちぎりましたね)





―――第4話―――

シンゴ
「だってあの人、ちょっと変わってるじゃないですか。冬なのに薄着ですよ」
ケンジ
「あれ、ヒートテックじゃないの?」
シンゴ
「あんな薄くてひらひらしたヒートテックありません!」
ジュン
「手を繋いだら冷たかったとか、何か変わったところはないんですか?」
ケンジ
「そんなっ、そんなの無理だよ…!!」
シンゴ
「まさか、触れたら凍っちゃうとか?」
ケンジ
「恥ずかしくて無理ですぅぅぅっ!!!」

シンゴ
(真っ赤になってるよ……)
ジュン
(奥手だな……)





―――第5話―――

ジュン
「一緒にいて、手がぶつかるとか、何かあるでしょう。その手が冷たくて驚いたことは?」
ケンジ
「ないないない! 無理無理無理!!!」
ジュン
「じゃあ、こたつに入った時は?」
シンゴ
「先輩の部屋のコタツって小さいから、足伸ばしたらお互いの足がついちゃうんじゃないですか?」
ケンジ
「恥ずかしくて足なんて入れてないよ〜!!!」

シンゴ
(ホント、奥手だな……)
ジュン
(って事は、しおんさんがコタツに足を入れてるかどうかも、全く知らない訳か……)
シンゴ
(お互い正座して、コタツには全く足入れてないとか?)

ジュン
「でも、コタツに入らないと寒くないですか?」
ケンジ
「そんな事ないよ。しおんちゃんと話していると、こう何ていうか……胸の奥からあたたかくなってきてね、寒さとか気にならないんだ」

ジュン&シンゴ
((さらっとノロケた……!!!))





―――第6話―――

ケンジ
「そう言えば、前にちょっと変わった事があったな……」
ジュン
「何ですか?」
ケンジ
「この前、部屋でしおんちゃんと一緒にCDを聴いていた時に、ゴキブリが出たんだ」
シンゴ
「うわぁ、サイアク〜」
ケンジ
「それで退治しないと思って、叩くものを探したんだ。でもその時、ちょうどいいものが無くてね。だから慌てて部屋の隅に置いてあった、いらないチラシを丸めて棒状にしてね、いざ叩こうと思って振り返ったら……」
シンゴ
「ふんふん、それで?」
ケンジ
「ゴキブリが氷漬けになってたんだ」
ジュン&シンゴ
「「…………………………………はい〜っ!!??」」
ケンジ
「ただ凍ってるんじゃないんだ。氷の中にゴキブリが閉じ込められているっていうか、そんな感じ。お陰で楽に捨てられたけどね、何だったんだろう、あれは……?」
シンゴ
「ケンジさん、部屋の中で氷が勝手にできるワケないですよね」
ジュン
「ちょっと落ち着いて考えてください」





―――第7話―――

ケンジ
「冬でも薄着、熱い飲み物が苦手、春が好きじゃない、氷が出せる……。確かに、ちょっと変わったところがあるね」
シンゴ
「最後のは、明らかに普通じゃないですよね?」
ケンジ
「う〜ん……」
ジュン
「どう思います?」
ケンジ
「う〜ん……あっ、しおんちゃんだ。お〜い!」
しおん
「こんにちは。皆さんどうしたんですか?」
ケンジ
「二人がしおんちゃんのこと、ちょっと変わってるねって言うんだ」
ジュン
「ちょっ、ケンジさん!」
しおん
「私の……こと?」
ケンジ
「でも、特徴があるっていうのは個性なんだし、いいんじゃないかな」
しおん
「ケンジさん……」
ケンジ
「しおんちゃんは、しおんちゃんだからね」
しおん
「……ありがとう」

ジュン
(ケンジさん……)
シンゴ
(ケンジさん、かっけ〜〜!!)


ケンジ
「あれ? 何かお礼を言われる様なこと、したかな?」
しおん
「ううん、いいの。気にしないで。それより、あそこでハナミズキが咲いていたの」
ケンジ
「ハナミズキかぁ。それは素敵だね」
しおん
「一緒に見に行かない?」
ケンジ
「いいね、行こうか」
ジュン
「すいません、俺達この後用事があるので、ここで失礼します」
シンゴ
「えっ、何かあったけ? ………あぁっ、あったあった! 思い出した! すいません、ここで失礼します」
ケンジ
「そうかい、じゃあね」
しおん
「さよなら……(ぺこり)」
ジュン&シンゴ
「「ごゆっくりどうぞ〜!!」」





―――最終話(というかオマケ)―――

ジュン
「………二人とも行ったみたいだな」
シンゴ
「そうみたいだね。にしても、ジュンgj!」
ジュン
「ここは、二人きりにさせてあげるべきだろ。お邪魔虫は空気読んで退散ってことで」
シンゴ
「そうだね♪ 二人でハナミズキを見上げて〜……、あっ、何かいい歌詞できそう! メモメモ〜っと♪」

おわり



【あとがき】
1年3ヶ月ぶりのケンしおでございます。
思い浮かんだ小ネタをまとめたら、こんな話にになってしまいました。
小ネタばかりなら、会話文形式の方が楽ですな〜。
オチが無理矢理なのは、もうどうしようもないです、すいません。

(2014.4.29)




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