特別枠☆小説(呪術)
【指先と手】相手:五条 悟
サワサワ…
サワサワ…
「あ、のー…」
悟「んー?」
「さっきから何してんすか、先生」
悟「恵のこの指とこの骨ばった手が好きだなぁって思って、触ってるだけ?」
「……誘ってんの?」
悟「ん、ん?え?違うよー!
流石にこんな所で誘わないよー」
「いやいや、アンタは何処でも誘って来るでしょ!?」
悟「僕はそんなビッチじゃないよ!」
こんな所、今は授業中座学は終わって、2年生と体術の練習中で、恵は休憩がてら木の木陰に座っていた。
勿論近くには野薔薇や悠仁も座って待機していた。
二人の会話は1年ズ以外にも丸聞こえで、みんな苦笑いを浮かべていた。
恵もその様子に気が付くと恥ずかしくなったのか下を俯く。
勿論その間悟はずっと恵の指を触ったり絡めたり色々していた。
ニヤニヤしながら。
野薔薇「あのね、あたしはもう慣れたけど、流石にもう少し考えてよね」
悠仁「先生もあんまり伏黒困らせないであげて?」
悟「えー!
僕悪いことしてないよ?」
「……いや、全てにおいてアンタが悪いでしょ?
俺はまだ色々やらなきゃいけないし、先生も任務あるでしょ?」
悟「今日は、お休みー!
周りの迷惑なら、今から僕の部屋行こうよ」
「……はぁぁぁっ!!
すみません、先輩方、釘崎に虎杖。
抜ける」
全員OKサインを無言で出してそのまま2人を見送る。
明らかに悟の片思いにも見えるがちゃんと見ていると恵もゾッコンなのが直ぐにわかる。
って言うか恵は悟に甘いだけなのだが。
「ほら、早く部屋行きましょ、先生」
悟「わーい、行こう」
「その触り方辞めてください、普通に手、繋いで下さい」
悟「はーい」
「……。」
End.
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