タケ→マイ←ドラ:鈍感な君が好きだから/甘、ギャグ寄り
【前書き
・マイキー総攻めです。相変わらず
・マイキー総受けに見えますが、違います
・マイキーは2人に対して大好きですが、友情です。
・武道、ドラケンはマイキーを恋愛対象としてみています。
・気持ちは2人とも伝えてません。
・話の理解がマイキーとタケミチ&ドラケンにズレがある
・ギャグより甘です。
・キャラ崩壊あり
・オチなし(LASTオマケ)
何でもOKな方のみご覧下さい。
良いクリスマスを……】
全員「ハッピークリスマースッ!」
「3人だけで悪ぃな、タケミッち。」
タケミチ「いえ、俺マイキー君達とクリスマス会出来て嬉しいっす!この度は呼んでくれてありがとうございました!」
「ふふ、喜んで貰えて良かった、嬉しいわ、なぁ、ケンチン?」
ドラケン「あ、おう。(本当は2人きりが良かったんだけどな…)」
タケミチ「ドラケン君もわざわざありがとうございました(2人きりなんてさせませんよ。)」
タケ&ドラ「あははは」
「……・・・(どした、どした、何か変な空気だな。)なぁ、とりあえずケーキ食おうぜ、な!」
ケーキを取り分けて3人仲良く食べる。
座り順は左からタケミチ、マイキー、ドラケンとマイキーを真ん中に座っていた。
居心地は悪くない様だが、マイキーを挟んでたまにタケミチとドラケンのオーラーが黒くなりつつも笑みを零し合っていた。
変な空気が嫌で直ぐに話を変えつつ今の今までやってきたマイキーはケーキを食べながらも呆れていた。
仲が悪い訳では無いのは分かっていたが、自分自身が何も分からないのが気に入らなかった。
自分のお気に入り同士が自分の分からない所で何やら変な事をしているのでは無いかと思うと少し腹ただしい。
そんな事を思いながらもケーキを食べ終えオレンジジュースを飲み干すと一息つく。
「ふぅ…あのさ」
タケミチ「?」
ドラケン「?んだよ、マイキー」
「2人ともオレに何か隠してんの?」
タケミチ「ゲホッゲホッ!え?!」
ドラケン「きったねぇな、タケミッち!
隠し事なんてする訳ねぇだろ?」
何を不安に思ったのかそのままストレートに本人達に聞いてしまう。
ドラケンの表情は嘘をついているようには見えなかった。
タケミチはジュースを飲み喉を潤すともう1つ用意していたケーキを何も考えさせない様にホークに乗せてマイキーの口元に持っていき満面の笑みを向ける。
タケミチ「ほら、マイキー君、チョコケーキ食べて下さいよ!」
タケミチの満面の笑みを見てドキリと胸を鳴らす。
一瞬眉間に皺が寄るが目の前に差し出されたケーキを見て小さく息を吐くと、目を瞑り口を開けそのケーキを食べる。
次の瞬間背後でザワッとし、バッと振り向くと優しいいつものドラケンの笑みがそこにあった。
「(さっきのはなんだ?)タケミッち、ありがとな。美味いな」
タケミチ「そうでしょう?ここのチョコケーキ本当に美味しくてマイキー君に食べ欲しかったんですよね!」
「あ、あぁ・・・(ケンチンだよな……)後はオレ1人で食うから貸してくれ。」
タケミチ「(チッ)はい、マイキー君っ!」
ドラケン「(おいしい所持っていくんじゃねぇよ、タケミッち……)なぁ、マイキー、あんまり食べすぎるとクリスマスにってエマと作ったお子様ランチ食えねぇぞ?」
「これぐらい大丈夫だって…」
マイキーはモグモグと口を動かしながらもケーキを全て食べ終えていた。
するとマイキーはふとドラケンを見詰めるとドラケンはマイキーの口元にチョコクリームが付いているのに気が付いて、おしぼりで拭ってやった。
ドラケン「ったく、未だに付けんのかよ、ほらよ。」
「ん、ありがとなーケンチン(ん?!)」
バッと今度はタケミチの方から視線を感じ振り向く、しかしタケミチは何事も無かったかの様に残りのケーキを食べていた。
そしてマイキーは思わずごくんと飲み込んだ後真顔でタケミチに聞いた。
「タケミッち…今視線感じたんだけど、負のオーラーと言うか…見てた?」
タケミチ「……いいえ!可愛らしいなって思ってはいましたけど…」
ニコニコと効果音がタケミチの顔周りには書かれているかの様な笑顔だった。
取り敢えず何も考えない様にしていた。
そして、エマとドラケンがマイキーの為にと作ったお子様ランチを食べ終える。
「はぁー……もう食えねぇ…ちょっと寝るからさ、集会の時間になったら声掛けてくんね?」
ドラケン「おう、寝とけ」
タケミチ「おやすみなさい、マイキー君」
「んー…」
ゆっくりと重たい瞼が閉じられていく。
ドラケンとタケミチの笑顔が妙に張り付いていて気持ち悪かったが、今はお腹もいっぱいでそんな事を考えてる余裕等なかった。
-2時間後-
布団を抱き締めて横向きに眠っていたマイキーは何やらタケミチとドラケンが小声で話しているのに耳だけを傾けていた。
目を開けるにはまだ重たくそれでも脳は起きているので2人の会話は何も聞こえない部屋に響いていた。
聞きたくなくても聞こえてくる。
ドラケン「あれはねぇだろ?タケミッち」
タケミチ「なんの事ッスか?」
ドラケン「オレを睨んでるのは分かったけど態度に出すぎだ。」
タケミチ「……それはドラケン君もでしょ?」
ドラケン「大体な、今日はマイキーと2人で過ごしたかったんだ、オレは」
タケミチ「俺だって…マイキー君と2人が良かったッス!でも、マイキー君は俺達の気持ち知らないんですよ?」
ドラケン「………っ!そうだけどよ、それでも!気を使えよ、クリスマスだぞ?」
タケミチ「ドラケン君も気を使って下さいよ!」
ドラケン「タケミッちのくせに!」
タケミチ「…ふん!」
「(起きるタイミングが分かんねぇ……。
ってか、間違いなくオレの話だよな…………。
あ、ここは今起きた様にするのが良いよな…!)
ん、あぁー!良く寝た!
悪ぃな2人とも」
タケミチ「マイキー君!」
ドラケン「マイキー!」
小型犬と大型犬がしっぽ振って満面の笑みでマイキーを見詰めているようだ。
マイキーは起きる前の事は気にしない様に2人が座っていたソファーに座りに行く。
そしてさり気なく聞いてみる。
「2人とも何か揉めてたみてぇだけど…何かあったのか?
オレには言えねぇ事か?」
笑顔だった2人からは笑顔が消え口を先に開いたのはタケミチだった。
タケミチ「マイキー君、俺は…マイキー君が好きですっ!」
ドラケン「あ、おい!
それはオレもだぞ!マイキー!
オレもお前が好きなんだ」
なんの事だと、マイキーは首を傾げるが2人の告白は斜め上の返事になっていた。
マイキーはふっと笑うと2人を交互に見て気持ちを伝えた。
2人が恋愛としてとは知らず。
「おう、2人ともありがとな!
オレも2人が大好きだ!
だから今日この日に3人でクリスマス会したんだしな!」
ドラ&タケ「……………………。」
「え?!何かオレおかしな事言っちまったか?」
ドラケン「いや、マイキーならそう言うだろうと思ってた」
タケミチ「そうだよね、マイキー君だもん」
「……はぁ?意味わかんねぇ!
ってか何でそんな悲しそうにすんだよ、2人とも!」
マイキーは2人の肩に腕を回し両手片方づつの頭をわしゃわしゃと撫でる。
マイキーは怒りより先にどうして2人がそんな悲しそうな顔をしているのか解らずどうしようもなくなって頭を撫でる行為をする。
すると2人とも頬を染め撫で終わった後別々の方向を向き何も言わない。
そんな2人にマイキー自身も自分の頭を掻くと一言2人に呟く。
「オレはオレの好きな奴同士が笑ってなきゃ嫌なんだよ。
だからさ、お前らは笑ってろよ、な」
タケミチ「………マイキー君のバカ!」
ドラケン「……お前は、ったく人の気も知らねぇで……」
2人の言葉にキョロキョロと2人を見るが2人とも目を合わせてくれず気が付けば集会の時間になっていた。
3人はそのまま無言で集会に参加する事になった。
ハッピークリスマス!
3人に幸あれ!
End
【オマケ】
「なぁ、三ツ谷…」
三ツ谷「あぁ?どうしたよ」
「何かタケミッちとケンチン家からずっと怒ってるっぽいんだけど…」
三ツ谷「……何があったか知らねぇけど…(どうせ、告白したけどマイキーには伝わらなかったのか、2人とも)
ちゃんと謝ると言うか2人の話聞いたのか?」
「………何かカクカクシカジカでぇ…」
三ツ谷「(やっぱりか、うん、それはだな)お前が悪いな」
「えぇーオレ何にもしてねぇよ?」
三ツ谷「まぁ、あの二人の事だ、直ぐにいつも通りになるだろ?
暫くそっとしといてやれよ(お疲れさん、2人とも。
この鈍感は無理そうだぞ)」
「かなぁ…まぁ、オレが悪くても原因が分かんねぇし、謝りようがねぇもん。
2人とも放置だよな…。」
三ツ谷「……(マジか、こいつ…。)クリスマス暴走するんだろ、行くぞ、マイキー」
「おう、今年も安全にだな!」
End,
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