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キミのトナリ
A
−朔弥 Side−

ビクビクと何度か痙攣しながら出し切ると、柊は崩れるようにその場に座り込んだ。
掌に収まりきらない精液が俺の腕へと流れ出し、それをペロっと舐めとる。
その様子を見た柊が、とんでもないものを見たというように目を大きく開いて顔を真っ赤にして俯いてしまう。

「いっぱい出たな。1人でシてなかった?」

頷くので精一杯って感じだ。
マジで可愛くて可愛くて仕方がない。
早く柊の中に入れたいが、可愛く鳴く柊ももっと見ていたい。
初めて味わった柊の味は悪くなかった。
美味いもんじゃないけど、柊のだと思うだけでやたら甘く感じる。
今度飲んでやったら、柊はどんな顔するんだろう?
そんなことを考えながら、脱力した柊を抱きしめて、額や耳にキスを落とす。
しばらくしていると落ち着いた柊がようやく顔を上げてくれ、唇にもキスをして見つめ合った。

「平気?」

「うん。…ごめんね、僕だけ。」

「いいよ。続き出来そう?」

まだ続きがあることを思い出したのか、ボッと音がするぐらいに一気に柊が赤くなる。
こういう反応がめちゃめちゃ可愛くて溜まらない。
だからなのか、自分でも信じられないくらい、俺は柊に優しくなれる。
潤ませた瞳で俺を見つめ、柊が頷いたのを確認してから、バスタブへ柊の身体を預けた。

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