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キミのトナリ

シャツをいきなり脱がされそうになり、ハッとして朔弥を制止する。

「あああの!…僕、歩いて汗かいてるから、その…シャワーを。」

今日は記録的な真夏日だと今朝のニュースで言ってた通りの天気で、体中汗でベタベタしてるから、このままするのはものすごく朔弥に失礼だと思ったから。

「こっち来て。」

僕の気持ちを分かってくれたのか、朔弥はクスッと笑いながら隣りのドアを開けると、いきなり目の前にバスルームが現われた。
隣りでは朔弥が当然のように服を脱ぎ捨て、すでに下着を下ろし始めている。
もっ…もしかして…一緒に入るのかな?
意識して、どうしようもなく混乱しているうちに、僕の服も朔弥によって簡単に脱がされていく。
心臓がバクバクして今にも飛び出しそう!!
緊張で身体が硬くなる。
それでも『おいで』と優しい声で言われると、まるで魔法にかかったみたいに足が動き、ゆっくりとバスルームへ足を踏み入れた。
シャワーを全開にした中、抱き締められながら、長くて深いキスをする。
ちゃんと身体を洗いたいのにそれを言い出す余裕がない。
肌と肌が直に触れ合って、朔弥の体温をより近く感じると、ドキッと心臓が跳びはねた。

「柊の勃ってる。」

朔弥に与えられた熱を、もう僕の身体は『気持ちいい』って覚えてる。

「やぁっ!…んん…っ」

その変化に気付いてたのに、朔弥に言葉にされるとすごく恥ずかしい。
さっきからお腹に当たる僕のよりもずっと大きなモノを、完璧に意識してしまった。
顔を反らそうとしたら、ガッチリと後頭部を抑えられもっと深くキスをされてしまい、それも叶わない。
朔弥の舌が生き物みたいに僕の舌に絡まって、クチュクチュといやらしく動く。
身体が震えて、だんだんと頭の中が白くなった。

「ひぁっ!!」

自分で立っていられなくて、背中がピタッとタイルの壁につく。
あまりの温度差に身体がビクッとなったのと同時に、首を舐め上げられ、胸の突起を摘まれて、冷たさ以上の刺激の強さにたまらず声を上げた。

「あっ、はぁっ…ああっ!…んっ」

朔弥の唇が胸の突起を咥えて、舌でコロコロと転がすように舐めたり、時々吸ったり、反対側も爪で引っ掻いたり、摘まれたりして…もう、おかしくなりそう。
気持ちいいとしっかり主張する僕のモノは、もう痛いくらい張り詰めて、先から透明な体液を溢れさせていた。
与えられる刺激で勝手に腰が揺れて、無意識に朔弥の身体に自分のモノを擦り付けるように腰が揺れる。

「そんな誘い方どこで覚えた?」

言われた意味が分からなくて、何も言えない。
恥ずかしくて、止めたいのに、止まられない。
だけど、自分でもどうすれば良いのか分からないんだ。
とにかく助けてほしくて、必死に朔弥を見あげた。

「エロ過ぎ…」

ニヤっと笑うと、いきなり朔弥が僕のモノを握り、手を上下に動かす。

「柊も、俺の触って。」

言われた通り大きく硬く勃ち上がる朔弥のモノを僕にしてくれるのと同じようにマネしてみるけど、上手く動かせない。
追いつめられていくような感覚に、1つの事しか考えられなくなっていた。

「…ぁっ、ダメっ…もうイっちゃっ…やあああっ!」

ただただ朔弥にしがみつくことしか出来ずにそのまま欲を吐き出し、朔弥の掌を白く汚した。

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