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仙流復活祭
With You(13)
「楓ー?仙道君、ご飯にするから降りてらっしゃい」

ヤバイ、今返事したら変な声になる!と思えば、仙道が布団を少し開けて返事をした。
「解りました、もう少ししたら行きます」

母親は仙道を信用しているので怪しむ事もなく、スリッパの音が遠ざかっていった。
流川の肛内は指をキツく締め付けていたが、肉棒への愛撫と外側からの前立腺へのプッシュも加わり、思わず仰け反った。
「ふあぁ…っ……」

そのうちに肛内も和らぎ、またうねうねと動き始め、内と外の両方からイイ所を責められて、仙道の口内にある肉茎もギンギンに膨らんだ。
股間の三点攻撃にそう長くは保たず、ブルッと流川の躰に震えがきて、そのまま絶頂の痙攣に変わった。

『ああぁぁぁ…っ……vvv』

流川の放った精液は仙道に飲み込まれ、肉棒も綺麗に拭き取られていく間、枕も手も口から離してはぁはぁと荒い呼吸をする。
耳まで真っ赤に染めた流川の瞳も何処か虚ろだ。

そうしてゆっくりと震えが治まっていき、仙道にきちんとズボンを履かされた。
ファスナーを上げる音とベルトを止める音に、流川は視線を仙道に向けた。

「大丈夫か?」
「……どあほう……ここまでやるか、テメーは#」
「おめぇが誘うからだろー?」

プイッと真っ赤になる流川に苦笑して、彼はその顔を覗き込む。
「……大丈夫なら、下降りようか」

チラリと見れば、仙道の股間は盛り上がっていない。
あんな事をしておいて不思議に思ったけれど、仙道に促されて部屋を出た。
流川は仙道が昨年の教訓で、念の為にゴムを持ってきていた事を知らない。


居間で座る前に、仙道が気付いて流川に言った。
「流川、寝癖……」

仙道が己れを指差す場所に自分で髪に触れてみるが、元よりあまり構わないので本人は気にしない。

「楓、寝てたの?仙道君居るのに?」
呆れたみたいに言う母に、勿論本当の事など言えない。
けれど少し遅れた理由として受け取られた為、問題はなくなった。

「ホントにマイペースでごめんなさいね」
母が仙道に言えば、彼は首を横に振った。
「却って嬉しいですよ、素のままでいてくれてる訳だから」

にっこり笑われて、母は密かにときめいたりする。
(あぁ、ホントにいい子だわ…v)
そんな感動をして、母は食事を勧めた。

一方の流川は呆れて黙り込む。
(コイツ……悪党……;)


すると「ホントにおめぇ、気にしねーな」なんて言って仙道が流川の髪を撫でつけてやって、短時間に出来た癖なので、それで元に戻ってくれた。

そんな光景を、兄弟みたいだと微笑ましく見られていて、流川家での仙道の株は上がっていくのだった。

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