仙流復活祭 想いの行方(ラスト) 「ふっ……あ……にゃろ…////」 「まだ…だろ?流川v」 耳に口づけられ、ピクンと反応する。 確かに、今日は一回で終わらすとは流川も思っていなかったけれど、一応ここは言っておく。 「初詣とか…言ってなかったか」 「行ける様なら行こうな♪」 口実かよ、と思いながらも流川は本気で抵抗はしない。 どの道チームでも初詣をして、必勝祈願をする事になっているのだ。 「……どあほう」 そう言い放つと、首を巡らせて角度の違ったキスをした。 そうして乳首と肉棒をそれぞれの手に愛でられて、また昂められていく。 肛内の肉棒の堅さと大きさが変わっていくのが感じられて、流川の喘ぎは止められない。 頃合いを見計らい、仙道は流川の両脚をM字に抱えて上下に揺さぶった。 「くぁっ……あっv…あv」 あられもない体位に赤面したのも束の間、快楽に悦ぶ躰に心も持ってかれてしまう。 耳の側で仙道の喘ぎも聞こえ、ゾクゾクと感じる。 自らの体重で深く受け入れ突き犯されて、両手は仙道の脚にしがみ付き、グチュグチュと淫らな音が立つのをうっとりと聞いた。 「あvあvあv……センドー、センドーっ」 「堪んねー……ルカワvv」 「ひっ、あっ……」 快楽で掠れた低音が躰の芯に響くみたいで、ズクンと流川の肛内が収縮した。 すると今度は彼をベッドに寝かせて片脚を肩に抱え上げ、角度を変えて出し入れする。 所謂松葉崩しの体位で、流川の表情を愉しんだ。 先程よりストロークが大きくなって、クンクンと突き犯される。 流川の肉棒がギンギンに反り返っていて、その裏筋を指で辿ってやると、彼の裸体が波打った。 「うぁっ……あぁぁっ…!!」 ズンッとイイ所を突かれた拍子に流川の牡茎が跳ねて乳白の汁を放ち、またもやドクドクと仙道のザーメンが撃ち付けられ広がっていくのを感じながら、痙攣を伴い昇天してしまう。 脚を降ろされて、覆い被さる仙道の裸体を震える腕で絡め取った流川は、目を閉じて快楽に漂う。 「はぁ……はー……はー……」 あの流川がこんな風に自分の腕の中で快楽に溺れているなんて、夢の様だと仙道は思った。 愛しくて堪らない。 汗で貼り付いた流川の前髪を指で梳いてやって、閉じている瞼に軽いキスをした。 流川の手に力が入る事で、応えてくれていると感じる。 「……ねみー……」 ボソッと一言で告げられて、仙道は微笑んだ。 腰を引いて繋がりを解くと、二度受け留めた精液が肉棒と共に引きずられて、タラリと尻へ伝った。 犯された証のそんな眺めは相変わらずエロくて、流川は抜かれる刺激でも小さく震える。 彼は一度目を開けて、唇をゆっくり動かした。 声にはならなかったけれど、仙道はその唇に自らのそれを押し当て、そっと啄ばんでから流川を抱き込む。 「おやすみ……」 「………ん………」 最早夢現らしい彼は、スーッと眠りに入っていった。 正月は実家に顔を出さなきゃならないが、出来るだけ流川と居ようと仙道は思った。 眠っている彼の額にそっとキスをして、仙道はちょっと考えた。 起きたら一番初めに腕の中の彼に言おう。 『誕生日おめでとう』 それから食事をしてケーキを食べて、やっぱり流川が一番喜ぶのってバスケなのかなぁ……そんな風に考えていて、いつの間にか仙道も眠りに落ちていた。 こんな日に、一緒に居られて本当に良かったと思いながら──── ───────THE END [*前へ] [戻る] |