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平志小話集
薔薇色のブルー(2)
女心は複雑だから、時々男には計りかねる事がある。
すると志保は窓に背を向けて言った。

「未来は判らないものね?」
「志保───」

艶然と笑う志保に、平次は困惑した。
すると志保はドレスの裾をひらりと摘んだ。

「でもこのドレスは…貴方の為に着たのよ?」

正面に回った平次は目を細めた。
「女心っちゅーんは、一番ややこしい推理やな」

「…バカね……心で、感じて」

言ってしまって志保は頬を染めて俯いてしまうのに、平次は微笑んだ。

彼女の顔をそっと持ち上げ、唇を重ねた。
やさしいキスを目を閉じて受けると、平次は志保のベールを外した。

見つめ合って、また口づける。
段々深くなり、志保の口内を堪能すると、平次の唇と舌が耳へずれてしっとりと愛撫した。

「……あ……ん……」
そうして肩から胸の肌の出ている部分を同様に愛撫していき、胸の谷間に舌を入れて掻き回し、柔らかい乳房の、レースの際をゆっくりと舐める。

「……ん……////」
片手を志保の腰に回して引き付けて、腕の付け根に所有の痕を残した。

「あっ…服部く……カーテン……引いて……」

高層でもあるし、裸眼で見える様な位置の建物はない。
平次は面白そうに言った。

「後ろ…何も崩れてへんで……こないなコトしても…な♪」
手をスルリと股間に滑らせ、パンティーの上から弄ってやると、志保の躰がピクンと反応した。

ミニスカート部分を捲り上げると、やはり青い薔薇をあしらったレースの、緩やかなV字のラインのデザインのパンティーが艶かしく誘っている様だ。

平次は跪いてビキニで露出されている部分を舐めながら、手で内腿を撫でていく。

志保の吐息が甘く切なく漏れた。
窓に頭をつけてしまって瞼を震わせる志保に、平次はその姿を眺めてふと思った。
このドレスのデザイナーは男だな、と。

行為に及んでみると、見掛け以上のエロさが解る。
そのデザイナーはドレスを考えながら、もしかしたら頭の中で志保を犯しただろうか?

けれど、実際に彼女を犯せるのは自分だけなのだと、平次は志保の脚を開かせた。

「随分濡れてきたで…判るか?」
「…バカ……////」

布の上から敏感な豆を舌で動かすと、ぷっくりと堅くなっていく。
「あぁん……あっ……」

布地が濡れて、淫花が透けて見える。
すると徐に立ち上がった平次は、思わず胸を抱いてしまっていた志保の手を外して甲にキスをすると、指を舐めていく。
薄物の袖を外してしまって、腕の内側を舐め上げていった。

両手首を窓に片手で押し付けて、胸の布を下ろしてしまうと、ぷるんとたわわな乳房が震えた。
片方を揉まれながら、片方の乳首をチュプチュプと口で嬲られて、志保は身悶えた。

手首を解放してやると、彼女は平次の肩に手を回した。
気持ち好く喘ぎながらも、放置されてしまった股間が疼いて、太股を擦り合わせてしまった。
その動作に平次は笑みを浮かべた。

「やらしいな、志保は…もう欲しいん?」
「…いやっ……貴方の…所為よ…」

すると平次はカーテンを閉めて、志保の手をベッドにつかせた。
ハイヒールを履いた脚は立たせたままで、上着を脱いだ平次は後ろから乳房を揉みながら、空いた背中を舌で愛撫していく。

「あっ……はっ…ん、ぁ……」
背中に幾つか花びらみたいな痕を付けてから、うつ伏せに乳房を押し付けるみたいにして、ドレスの裾を捲り上げた。

膝をベッドに上げて、脚を開かせ尻だけ高く上げたいやらしい体勢を、志保は甘んじて受け入れ目を閉じた。

平次の方から見ると、まるで大きな青い花びらの中心から下半身だけが突き出ているみたいな卑猥な姿である。

「びしょびしょやな…大事なトコが透け透けやでv」

恥ずかしいのか先を促しているのか、志保の腰が揺らめいた。
平次は服を全て脱いでしまって、美しい尻を撫でてやる。
レースのパンティーを引き下ろすと、ねっとりと愛液が糸を引いて、淫らな肉花が姿を現した。

片足を抜いてもう片方にそれを絡ませたまま、膣内をグチュグチュと指で掻き混ぜて、指にたっぷりと愛液が絡まってきて志保が悩ましい声を上げるのに、彼はその指を抜いてしまう。
「……や……っ……」

そして平次は淫液を後ろの窄まりに塗り付け、解していく。
「あっ…そこは…っ////」

くちゅくちゅと音を立てながら平次は言うのだ。

「すっかり慣れたな……もうこん位のは大丈夫やな♪」

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