平志小話集
A Happy Way(8)
それから志保は、グラスと２枚程の大皿とフォークをさっと洗ってしまう。
その後ろ姿は、首とウエストに幅広の紐がリボン結びにされて背中は曝され、裾のヒラヒラが割れてプリケツが垣間見える。
そんな彼女が振り向いた瞬間、平次に抱き込まれてしまった。
「……ヤラレタわ……一生おまえに敵う気せぇへん」
それはきっとお互い様じゃないかしら…なんて思ってしまったものの、それは言わないでおく。
これ以上調子に乗られたら困るし、なんて照れ隠しに思いながら、平次の口づけを受け留めていた。
裸エプロンなんて格好の志保を、勿論放っておく訳がなく、平次の手が背中や尻を撫で回る。
ソフトホワイトで胸の所はシンプルに直線的で、３cm幅位の紐が項に回っていて、胸の谷間が色っぽく見える。
そのくせ裾は円形のカットで、幅広いヒラヒラが付いていて、逆さ五角形の角を取って丸みを付けた様な女性らしい形のポケットが２つ付いている、飾り過ぎないシンプル＆ラブリーな形が志保に似合っていた。
口づけが深くなっていくうちに、トランクスしか履いていない平次の背中に志保の手が回った。
「あふ……はぁ…っ…v」
トロリと唾液が繋がって顎に垂れて、更に柔らかな唇を舐められた。
いつの間にか股間に忍び込んでいた手によって、クチュクチュと音が立ち始めている。
片脚を平次に抱えられて、ゴツい指に好きなだけ嬲られていく。
肉芽にも愛液を塗られて、ヌルヌルと擦られた。
「んっ……平…次……」
甘く呼ばれて、平次はコツンと額を合わせ、そのまままた口づける。
「んふ…ぅ……」
二度目だからか展開の早い行為も、甘くてエロい口淫で、志保の力も抜けていく。
弄られている女陰もグッショリと濡れて、内腿に伝わっていった。
ヌルリと膣中から抜けていった指がネトネトに濡れているのを敢えて志保に見せ、次にそれを彼女の口に挿し入れた。
指で舌を弄び、小さな水音を立てて平次は微笑う。
「甘いん？」
「んんっ…////」
答えられない代わりに、志保は平次の指を軽く噛んだ。
それを潮に指を抜いた平次は、トランクスを脱ぐと褐色の肉棒がピンと勃ち上がり、彼女のエプロンの裾を捲った。
志保が頬を染めれば、平次はやさしく囁いた。
「オレにちゃんと掴まっとき…」
志保が平次の項に腕を回して肩に顔を埋めれば、腰が合わさり、肉棒で性器を探られた。
尻をまさぐる手がズレてきて陰唇を広げれば、滑りの良いそこはヌプッとデカマラを飲み込んでいく。
すると平次は彼女の両脚を抱えて、奥までズズッと埋め込んでしまった。
「……アッ……ん……」
肩に掛かる志保の吐息がくすぐったい。
平次の両腕に彼女の膝が掛かり、ガッシリと尻を掴み、躰全体の力を上手く使ってゆさゆさと揺らしていく。
「んっ……はぁ…っ…」
ヌチュヌチュと擦られ、出入りする肉棒に溢れさせられた愛液が、プチュプチュと弾いて垂れる。
「あっ、あ…っ、あ…ぁ……」
ぎゅっと平次に抱きついて、揺すられる腰の動きと共に小さな声が漏れる。
力技の為にあまり激しくはない、やさしい動きで責められて、志保の快楽がどんどん昂まっていった。
「んっあ……へー…じっ……ァン…v」
甘い艶声を上げた志保は、平次の汗をかいた躰を掻き抱き、彼の鎖骨に噛み付いてしまう。
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