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平志小話集
Lovable Fool(4)
すると徐に平次は空いていた指で陰唇を割り開いて愛液を掬った。
「あっ……」

そしてその指で、小さく窄まる菊門の方へ塗り付けていく。

「あっ、ダメ…っ」
思わず首を振る志保に構わず、肛内に指を挿し込んだ。
「いぁっ…」

既に弱点を知っている平次に中を弄られ、胸とクリトリスとの同時責めに、志保の躰がのけ反った。

「ああぁぁ……っ!!」

ビクビクッと派手に痙攣を起こした志保の躰は、平次の指をきゅうきゅうと締め付けた。

紅みの増した乳首はビンと勃って、反って波打つ肢体はまだワンピースを身に着けている。
前釦を広げられ、裾も捲られてはいるけれど。
ブラジャーも緩められてズラされているだけだ。

下半身はストッキングだけを履いていて、股間はドロドロに濡れそぼって、女性独特の匂いを発していた。

そんな姿は裸体より却っていやらしく見える。
平次が指を抜こうとすると、肉襞が引っ張られて、まるで追い縋る様だ。
それをチュポンと音を立てて抜いてしまうと穴の口がヒクヒクとして、これまたいやらしい。

(堪らんわ……)

平次はそんな志保をベッドにうつ伏せ、やや荒々しくワンピースを刷り下げて背中を曝した。
ノースリーブを腕から抜いてしまってブラジャーも外してしまい、ベッド脇に放った。

ワンピースは腰の辺りに手繰らせたままで、ストッキングは敢えて脱がさずに尻を上げさせた。

はだけていた自分のシャツを脱ぎ捨てて、微かな女の匂いに誘われるみたいにびしょ濡れのまんこに口を付け、舐めたり吸ったりと刺激していく。

うつ伏せで乳房がベッドで潰されながらも志保はシーツを掴んだ。
舐めれば舐める程、愛液は溢れ出し、一旦小さくなった肉芽がまた堅く膨らんでいく。
それを唇で挟んでキュウッと吸ってやると、志保の躰がビクンと震えた。

平次は股間のファスナーを下ろしてベルトを抜いた。
トランクスを下げれば、活きの良い巨根が抑えを解かれて勢い良く勃ち上がる。
デニムとトランクスを脱ぎ捨て、彼は嬲っていたまんこから口を離すと、上の方に移動して、後ろ髪を分けて現れた細い項にキスマークを残した。

後ろから手を回して乳房を揉みながら、白い背中に幾つもの痕を残していく。

「んっ…あ……平次…っ……」
一度イッて敏感になった躰は、そんな行為でも愛液を零し、内腿へと伝っていく。
なので羽交い締めにするみたいにして猛った肉棒を志保の女陰に挿し込んでいった。
「んあっ……v」

彼女の上半身を解放してやると、太腿を支えてベッドにうつ伏せた志保の腰だけを高く上げた体勢で、ゆっくりと抜き差しを始める。
「あっ、あっ……」

パンパンと音を立てながら、突き入れるリズムに合わせたみたいな艶声が零れ、堪らずに平次は野性に戻った。

「志保っ……志保…!」
「ひゃっ…あっ、あっ、あー……っ!」

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あきゅろす。
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