平志小話集
ホワイトデート(6)
「んんっ……やぁっ……」
片脚を抱えられ、愛液の溢れる様子を見られながらのそんな行為に志保は軽く首を振った。
性器にふうっと息を掛けられ、舌先でソフトに陰唇を辿られる。
空いた指でまたもや乳首を摘まんで擦り合わされた。
「はぁ…ん、も…っ……意地悪…っ…」
そんな言葉に、平次は面白そうに尋ねた。
「ほんなら…どないして欲しいん？」
志保は真っ赤になるものの、こんな愛撫を続けられたらおかしくなってしまう。
「……もっと……強く……感じさせ…て…////」
「ドコを？」
意地悪な質問に、志保は平次を睨んだ。
真っ赤になって快楽で潤んだ上でのそんな表情に、平次はゾクゾクする。
露骨な言葉を言うよりはと、志保は腰を浮かして自らの手で陰唇を広げた。
熟して赤らんだ穴の粘膜と、ぷっくり膨らんだ肉芽が顔を出す。
結局はどちらにしても恥ずかしくて、志保はぎゅっと目を閉じた。
「……ココ…////」
精一杯の答えに、これ以上苛める事はせず、開いたまんこに音を立ててキスをした。
「…あっ……vv」
そのまま舐められ、平次の舌が生き物の様に蠢き回る。
両脚を淫らに広げて手を握って、直接舌で掻き回して愛液をしとどに溢れさせ、更には膨らんで堅くなっている豆を吸い付き嬲ってやれば、志保の肢体はヒクヒクと震えた。
チュプチュプと淫らな音と共に、彼女の脚も淫らにヒクつく。
志保は平次の手をぎゅっと握り返して、首筋を反らせて嬌声を上げた。
一度放たれた雄の匂いも混じっているのが、男を知った穴だと淫猥に語っている。
「やあぁ…っ、平次っ……平次…ィ…！」
志保の一番感じる角度を見つけた舌が、そこを執拗に責めてやれば、堪らずに彼女は絶頂の痙攣を起こした。
収縮する肉の動きを眺めて、徐に平次は猛り勃った己の肉棒をその動きに合わせて吸い込ませた。
「ひぁぁ…っ！！」
達したばかりの躰は感じ過ぎてのたうつ。
それでもたっぷりの愛液が敏感過ぎる故の痛みを和らげ、銜え込んだ肉棒を締め付けた。
はぁっ…と息を吐いて、平次は肉茎を埋め込んだままでやさしく志保の躰を撫でながら、キスを与えた。
ちゅvちゅvくちゅ……ちゅぷ……
志保は懸命に応えて、紅い舌を絡ませ合った。
絶頂の高波が少し落ち着いた頃を見計らって、平次の腰が動き始める。
「んっん…っ……ん…っ」
飲み切れずに顎に零れた唾液をペロリと舐めてやると、平次は彼女の足首をシーツに押し付けて、ズプズプと膝から上で突き犯す。
淫らな体勢にされているのも気にする間もなく、怒涛の様な快楽を与えられた。
「あ、あ、あ、あ……あぁ……」
パンパンと軽快な音と、グチュヌプと湿った音と、ベッドの軋む小さな音が混じって聞こえ、はっはっという獣みたいな息遣いに目を開ければ、平次の男らしい顔が快楽で色付いているのが見えて、欲情を含んだエメラルドの瞳が自分だけを見つめていた。
この男が自分だけのものなのだと思えば嬉しくて幸せで、志保は余分な力を抜いて、平次の突き上げに身を任せた。
「志保っ……」
そんな彼女が可愛くて、平次はまた手を繋いでキスをした。
膣も肉棒もドロドロにぬめって、スピードを増した動きに合わせて、解放された志保の脚がゆらゆらと揺れる。
感じまくった志保のうっとりとした瞳も、開いて熱ったオーキッドピンクの唇の中から覗く紅い舌が蠢くのも艶かしくて、捲られて乱れた薔薇色のキャミソールも、動きに合わせてプルプルと揺れる乳房も、褐色のデカマラを銜え込んでぐっしょりと濡れて抜き差しで飛沫を上げる雌襞も、その膣中の熱さも圧迫も、震える足の爪先までも、全てが平次を煽る。
透明な汗が二人の肌を流れ、生理的な匂いすら心地好い。
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