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平志小話集
Walk hand in hand(ラスト)
自分の上に脚を大きく開かせて、待たされてドロドロに熟れた果実をパックリと指で広げてみると、ぬらぬらとヒクつく様が鏡に映った。
それをもう少し角度を変えて、我慢汁で濡れた己の猛りを火照った膣口に宛がうと、まるで喰われるかの様に肉棒が吸い込まれていく。
そのまま重力で簡単に根元まで挿入ってしまい、互いに甘い息を吐いた。

「えらい待たせたみたいやな…」
「……バカ…っ…////」

欲しい、と素直に言うのはとても恥ずかしいのに、平次は時々意地悪だと思う。
けれど愛しい男と繋がる事が、志保に至福を与えた。
腰を揺らされて、艶っぽい声が漏れる。

「はぁ……ん、あっ…v」

騎乗位は、志保の美しいボディーをまんま堪能出来る。
プルプルと揺れる乳房が何ともエロティックだ。

「ほれ…ちゃんと動いてイイトコ教えてみ」

プチュッと繋がった場所から淫液が弾く。
志保はベッドに手をついて、そっと動いてみた。

むにゅり、と堅くて卑猥な形の物が自分の中を蠢く感触に、屈伸を使って擦ってみると、チュプ、ジュポッと濡れた音が響いた。
すると少し平次の動きが緩まり、志保は首を振った。

「……いや……もっと……」

真っ赤になってそう言う志保の瞳は潤んでいて、平次は思わず彼女を引っ張った。
「あん!」

そのまま深く口づけて、蕩かすみたいに口内を貪られ、志保は平次に抱きついた。
その体勢でゴロリとベッドに転がり、体位を逆転した。
志保の脚をぐっと広げて膣奥までガンガンに突いていく。

「ひあっ、あっ、あー……っ!」

それから緩めてみたり激しくしたり、回転を入れたりしながら、思う様志保の膣内を犯す。

「あっ…あっ……あぁ……」
「志保…っ!」

躰全体が擦られるみたいにして、充血した肉花にデカマラがグチュグチュに出入りする。
たっぷりの愛液がぬめって弾かれ、二人の太股を汚していった。

「ふあっ……ああ…っ……平……次…っ……」
「志保っ……志保!」

志保は必死に平次をかき抱いた。
膣内全てを巨根に犯され、奥まで突かれまくり、快楽で志保の肢体がビクビクと震える。
快感で悶える志保の瞳からも涙が溢れた。
蕩けた表情に浮かぶそれは、平次にゾクゾクとした快感を送る。
熱い粘膜に包まれ、締め付けられて、彼は獣みたいな喘ぎを漏らした。

「ああっ……好……き……好き…っ……」
熱に浮かされたみたいに呟く志保に、平次は口づけて獰猛に舌を絡めた。

メチャメチャ犯されている感覚に、志保は雌豹の様に本能で応えた。
タラタラと唾液が二人の顎を伝っていくのが淫らで、繋がっている下半身がドクドクと蠢いた。


「オレもやで……」
官能的な声でそう囁いたのを最後に、後は汗が飛び散る程に求め合った。

うっとりと蕩けた表情は、淫魔もかくやという程で、それが激しく揺すぶられて、やるせなく悶える。

はぁはぁと熱い喘ぎが交差する中、共に絶頂へと駆け上がっていった。


「ああああぁ────!!!」

平次の男根が膣内でうねり、たっぷりと青い匂いのミルクを膣一杯に飲ませた。
背中をのけ反らせて痙攣を起こした志保は、まるで離すまいとするかの様に平次を締め付け、全ての精液を飲み込んでいった。


平次は志保をぎゅうっと抱きしめて、柔らかな乳房を感じながら、彼女の息が整うのを待った。
そうしてやさしく額や瞼、それから頬にキスを落としていく。
背中や髪を撫でてやりながら、そっと膣中から肉棒を抜くと、志保の躰がふるりと震えた。
紅い肉花に乳白の雄汁が少し掻き出されて、ゆっくりと伝っていった。

そうして唇に軽いキスを何度か贈る。

男の愛情は後戯で解ると言っても過言ではない。
志保は愛されている悦びで、平次の胸に顔を埋めた。


そのまま少し眠っただろうか、目覚めて二人でシャワーを浴びて、志保の艶やかな裸体を目で愉しんだ後、湯船でまた口づけ合った。

「……また元気になってもーた…」
ボソリと呟く平次に、志保は苦笑を返した。

「やんちゃ過ぎるわね、『服部君』は?」

そんな言い方に平次はプッと笑うと、彼女を抱きしめた。
「コイツ、おまえやないとあかんらしいで?」

志保も笑って、暫し平次を見つめてから応えた。

「仕方ないわね……私のココも…貴方じゃないと嫌みたいよ?」
言いながら股間を隠す仕草に、平次はくらりときた。

「……ホンマ、おまえはええ女やな…離されへん」
そう言って平次は彼女を抱く腕に力を込めて、蕩ける様な口づけを贈った。

ぴちゃんと湯が揺れて、褐色の裸体と白い裸体が合わさって、空気が桃色に染まっていった。



結局二人は観光ではなく愛交を重ね、帰りの新幹線内で、寄り添って眠っていたのだという話。


こうして、二人の新しいステップは始まったのだった。




───────THE END

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あきゅろす。
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