平志小話集
可愛いカラダ(ラスト)
入り口の浅い所で遊んでいる平次に、指を銜え込んで言葉を出せない分、志保は首を横に振った。
その口から指を抜いてやると、タラタラと淫らに唾液が垂れ落ちた。
「はふ……」
その指で尻の割れ目を辿り、窄まりを解していく。
「あっ……やぁっ……」
ピクピクと腰が揺れて、志保は耐えるみたいに枕に顔を埋めた。
そんな所も気持ち好い様に馴らされてしまった躰は、平次のゴツい指をすんなりと飲み込む。
膣側を擦り付ける様にクチュクチュと出し入れすると、感じている志保の声が枕でくぐもる。
平次は片方の手で彼女の手を引いて、やや捻るみたいに上体を浮かせると、膣口で遊んでいた肉棒がたっぷりの愛液に導かれるみたいに中に飲み込まれていった。
「んんっ…v」
「躰の方が早よ欲しがってたみたいやなvほんなら期待に応えてやらへんとな♪」
小さく笑った平次は、言った側からガンガンに志保の膣内を突き犯していった。
肛内の指も動きを早めて。
「ひっ…はぁぁぁ……ん、あっ、あ…っ!」
パンパンと音がする度に、零れ出る愛液が飛び散る。
Gスポットを辿られ奥を突かれ、志保の躰がガクガクと震えた。
グチュグチュと真っ赤な肉びらが血管の張り詰めた生々しい褐色の肉棒に吸い付いて、どちらが獲物なのかも知れない位に激しく貪り合った。
そのまま松葉崩しの体勢に持ち込み、片脚を抱えて違う角度で犯していく。
今度は彼女の感じている顔が見える為、平次の巨根が限界まで張り詰めていった。
「あう……あっ……ん…あんっ……ア……」
平次の獣みたいな息遣いを聞きながら志保は艶声を上げ、目を閉じて彼の与えてくれる快楽だけを受け取った。
秘部は熟れて火照り、猛々しいマックスの雄の矢をブチュブチュと汁を出しながら銜え込んで蠢く様がいやらしく平次の目に映る。
「…志保……っ!」
「あっ…や……もう……平次っ……平次…ィ…」
ビクビクビクッと志保の肢体が反って震えた。
収縮する膣内に、ラストスパートの肉の果実が膨張して弾けた。
「はぁ…っ……あ────……vvv」
ドロリと膣奥に熱い雄汁を打ち付けられて、志保は忘我を漂いながら意識を飛ばしてしまった。
平次は全てを膣内に送り込むみたいに緩やかに腰を打ち付けながら、そっと元に戻った男根を抜いていく。
志保の躰を拭いてやって乳首の紐を解いてやると、彼女をやさしく抱きしめた。
そうしているうちに、志保が目を覚ました。
「目ぇ覚めたんか…」
志保は頬を染めて平次の胸に顔を埋めた。
照れ臭いけれど、暫し幸せな気分に浸る。
それから時計を見て、志保は名残惜しげに身を起こした。
「アイスコーヒーでも淹れるわね…そろそろ博士も帰ってくる頃だわ」
その言葉に平次も身を起こす。
「……しゃーないな……博士にこない色っぽなってる志保を見せる訳いかんしな」
「…バカ////」
志保は服を着ると、それを見ていた平次に触れるだけのキスをした。
「もう少ししたらダイニングに来て…」
「おー……」
応えながら、愛されて艶の出ている志保を見つめると、彼女は部屋を出ていった。
平次は自分の衣服を手に取って、照れ臭そうに頭を掻いた。
(……ホンマ、ええ女やで…こっから攫ってずっとイチャイチャしてたい位にな…)
そうもいかないからこそ、イイ女たるとも言えるのだが。
とは言え博士は家族みたいなものだ。
将来の結婚式には志保の父親役をして貰う事になっている。
けれど彼は本当は元の姿に戻った彼女をどう思っているのだろう。
やはり娘の様に思ってくれているんだろうか。
ともあれ、平次は着替えを済ませ、志保の後を追ったのだった。
───────THE END
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