平志小話集
薔薇色のブルー(ラスト)
「ああっ……お……く…に////」
平次は志保の項にキスを落とした。
「志保のまんこの奥でええん？」
思わず志保はコクコクと頷いてしまう。
「も……許し…て……貴方ので…一杯に……して…っ」
聞くやいなや、平次の肉棒が膣を押し広げてズップリと奥を貫いた。
彼とて志保の色っぽさに、肉の矢が猛り狂っていたのだ。
「ああぁ…っvv」
ゆるゆると動かれて、志保の躰がふるりと震えた。
ヌップヌプと音がして、動きに合わせてジュポジュポと淫音が激しくなっていく。
快楽に素直になっている志保に応えるべく、上下に揺さぶっていた躰をベッドに倒して、腰を使ってバリエーションを加えると、彼女の嬌声が大きくなった。
「あん、あっ、あっ……あぁ…ぁ…」
四つん這いで揺すぶられ、大きな乳房もゆさゆさと揺れる。
熟れた肉の花びらはぬめぬめと汁を溢れさせながら、強い雄の生々しい巨根を喜々として銜え込んで淫らな音を立て、パンパンと腰のぶつかる軽快な音と混じっている。
ふと平次は志保の肩を掴むと、そのまま腕に滑らせて両手首を掴んでそれぞれ後ろに引いた。
背中を反る形になって、バックでパンパンと突かれまくる。
プリプリの乳房が上下左右に揺れ動き、志保は思わず首筋を反らせた。
「あああっ……ふあぁ……あっ、あ───……」
結合部が当たる度に淫らな飛沫が飛んで、奥をズンズン突かれて志保の頭の中は真っ白になった。
無意識に愛する男の名を呼びながら絶頂を迎え、躰が痙攣を伝えてくるのと同時に、膣一杯の平次の男根から熱い精液が弾けた。
温かい、青い匂いのミルクが膣内に満たされ、うっとりと荒い息を吐きながら果てた志保を抱き起こし、乳房をやさしく揉みながら腰をゆっくり動かして余韻を与えてやる。
気持ち好く彼に躰を預け、やがてドロドロの膣内からゆっくり肉棒が出ていくのを名残惜しげに締め付けてしまって、平次のキスを受けた。
「ん……ふ……」
楔のなくなってしまった穴からタラリと乳白の液が流れてくるのが相変わらずいやらしい。
それは志保の内腿を汚し、思わず躰を捩った彼女を平次が正面から抱き直し、ベッドに横たえてやさしい口づけを繰り返した。
繋がっている間は嬉しくて気持ち好くて幸せなのだが、終わってからのキスは、平次が好きで堪らなくなる。
抱きしめられて布団にくるまりながら平次の胸に顔を埋め、志保は小さな声で尋ねた。
「…ねぇ……貴方は……私で幸せなの？」
平次はちょっと目を見開いて、それから笑みを浮かべた。
「あったり前やん、でなきゃプロポーズなんかせぇへんで」
それを聞いた志保は、そのまま顔を彼の胸に埋めたままで黙った。
そのまま眠ってしまったのかと平次が思った頃、彼女はもう一度答えた。
「……なら……いいわ……貴方の…妻……に…して////」
「ホンマ？やったvv」
思わず嬉しそうに、志保の頬に手を触れて顔を上げると、志保は真っ赤になって目を逸らした。
そんな彼女が可愛くて髪を撫でてやりながら、平次は額にキスをしてから言った。
「ちゃんとこっち見ィや？」
「〜〜〜〜////」
茹で蛸みたいに耳まで赤くして暫く抵抗してはみるものの、事が事だけに、志保は心臓をバクバクさせながらも平次を見つめた。
すると平次は真剣な瞳で更に言った。
「一緒に、生きていこうな？」
志保が真っ赤なまま小さく頷くと、平次は彼女をぎゅっと抱きしめた。
志保は目を閉じて、平次の体温に包まれて心臓のドキドキを鎮めようと、彼にしがみ付く。
人生とは解らないもので、自分の未来は平次の出現によって、丸ごと変わってしまった。
けれど、それもいいかと思う自分が居る。
自分は幸せになっていいのだと、やっと自分に許せる様になったのだ。
志保はそんな自分が何だか照れ臭くて、またもや愛する男の胸の中に顔を埋めて隠してしまった。
───────THE END
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