パラレル物 SA・I・I・N(7) (くそー、やっぱりオレ、インキュバスとしては落ちこぼれてる……) そんな風にも思ったら、アキラに唇を離された。 「コラ、集中しろ。キモチヨクさせてくれるんだろ?」 やってやる!と意気込んで、アキラを押し倒した。 淫魔としての手管を注ぎ込んで(と言っても実践するのはアキラが初めてだ)彼の口内を犯していく。 それを愉しそうに受けるアキラに、隙あらば弱い所を嬲られるものだから、躰がピクンと反応しつつ、懸命に口づけた。 ピチャ…チュプ、なんて淫音が立って、カエデの瞳が蕩けてくる。 そんな彼にゾクゾクしてしまい、手で彼の尻を撫でていたら、カエデの男根が勃っていた。 経験値がアキラだけとは言え、やはり淫魔。 アキラも充分に感じて巨根を勃てていた。 それを見て、カエデは嬉しいのか口角を上げるものだから、アキラが誘った。 「コレもキモチヨクして?」 どうしてくれるのかなーとワクワクしていたら、カエデはベッドに手をついて蹲り、アキラの肉棒を口に入れた。 彼のそれは、あくまでバランスを崩さない範囲で相当デカいのだが、淫魔の能力なのか、カポッと喉まで埋めてしまう。 先の方をしゃぶりながら手で扱くというのはされたことがあるが、ズッポリ銜えられたのは初めてだ。 「カエデ……おまえ……うおっ……」 唇で擦られ、舌で嬲られ、ジュポジュポ音を立てた。 手でもしっかりタマを揉まれて、ゾクゾクと快感が通り抜けてくる。 アキラの息が荒くなり、目を閉じて快楽に酔う。 ピストンしては先の方もじっくり嬲られて、チャプチャプ濡れた音がした。 「あっ……はぁ……」 アキラが思わず喘いだ。 抱かれる方に才能のベクトルが向いているカエデだが、やはりインキュバスとしての本能も持ち合わせているらしい。 ドクドクと脈打つデカマラからドピュッと雄ミルクが吐き出されて、カエデの口にたっぷり注がれた。 チュパッと肉棒から離れた口を開けて舌を出し、含んだ乳白の粘り気のある汁を見せつける。 淫らさにゾクゾクするアキラを見て、カエデはそれをゴクリと飲み込んだ。 「……旨い……v」 自らの唇をペロリと舐めるカエデは、性行為を生きる糧としている種族ならではの感想か。 「こんなもんが旨いのか?じゃあ幾らでもやるよ」 そう言って今度は強引にカエデの口に突っ込んで、アキラの方が腰を動かした。 「んんっ……あぐっ……」 後頭部を捕らえて、始めは手を添えて口内を犯していたら、支えの要らなくなる堅さを取り戻していく。 「んぐっ……ぷはっ……」 やがてカエデの綺麗な顔に乳白の汁がぶちまけられて、ゆっくりと淫らに垂れていき、唾液も顎を汚してポタポタと落ちていった。 そのエロさで、アキラの肉棒はまた復活の兆しを見せた。 顔に付いた精液を指で掬って口の中に入れてやると、その指をしゃぶってきた。 それを繰り返しているうちにアキラの肉棒は猛り勃った。 「……おまえ……エロ過ぎ……」 「アンタもだろ……」 カエデの肉棒もきっちり勃っていた。 [*前へ][次へ#] [戻る] |