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パラレル物
SA・I・I・N(3)
いつの間にか膝から上をベッドに押し倒されていて、パンツをズラされただけで肉棒を銜えられていた。

「あっ……あ…っv…ァv」

もう声を抑えられなくて、導かれるままに精液を放った。
それをしっかり掌で受け留めたアキラは、カエデの腰を上げて、細い紐しか通っていない菊門に、それをズラして吐き出された精液を塗りたくった。

「?!……何して……ひぁ……」
まさかの所にアキラのゴツくて長い指が入ってくる。
自分が挿入れられる立場を想像した事がなかったので、思わず身を捩ったけれど、アキラが逃す筈もなく、クチュクチュと音を立てて中を探った。

「ひっ……あ……ヤダ……っ」
「ホントに?」

そのうちに感じる所を見つけられてしまって、そこをコリコリ擦られた。
「あっ……ああっ?!」

ビクンと躰が反応して、下腹が跳ねる。

「流石淫魔……感度は良好v」

一度快楽を拾い始めれば、抵抗は消えてしまう。
何本も指が入って暴れられて、カエデはベッドにのたうち、未知の感覚を受け入れる。
ペロリと舌舐めずりをする男のエロさにカエデはゾクゾクして、獣みたいに欲情に彩られた瞳に囚われてしまった。

「────アキラ……」

潤んだ瞳の目力に、アキラの方もヤラれてしまい、長い尻尾をスルスルと指で擦ったら、ビクビクッと肢体が波打ち、精液が宙を舞った。

「なっ?!……あっ……はぁ……はぁ……」

アキラがマントを脱いでしまい、下半身も曝すと、大きな体躯に見合ったデカいイチモツがギンギンに勃っていた。

カエデはゴクンと唾液を飲み込む。
インキュバスの自分からしても大きい。
少し変わった目の色を察して、アキラはカエデを後ろに向かせた。
床に膝をついてベッドにうつ伏せる格好になった。

そうしてどうやら感じるらしい尻尾をスリスリ擦ってやれば、窄まりがヒクヒク収縮する。
「あっ……」

それを良い事に、亀頭を押し付け、まずは浅い所で遊んだ。
「んぅっ……あv」

入り口の辺りも気持ちイイらしく、柔らかくなった襞が捲られては吸い付いてくる動きがイヤラシイ。
それからぐぐっと押し入れていけば、カエデの尻がピクンと上がる。

「あっ……ヤ……痛…ぇ……」

巨根に押し広げられる衝撃に、シーツを掴んで耐えるカエデだったが、淫魔の躰ゆえだろう、痛みは本当に最初だけで、キツキツの圧迫感はあるけれど、自分の肉壁がまるで悦ぶみたいに肉棒に纏わり付くのが解った。
はぁっと深い息を吐いて、本能で躰の力を緩めていく。
「……イイ子だな……」

ガッシリと腰を支えられて、緩々と動き始められ、自分のナカを男のモノが移動する感覚を追った。

「んっ……あ……アキラ……っ……」

そのうちにグチュグチュと音が立ち、パンパンと肌がぶつかって動きが激しくなっていく。
見つけられたイイ所を突かれるから、激しいリズムが寧ろ気持ちヨくて、カエデは喘ぎまくった。

「あvあvあvあv……あぁっ……v」

やはり本能で自ら動かす尻が淫らで、アキラはニヤリと笑った。
もうコイツに遠慮はいらんとばかりに、激しく抜き差しする。


ガンガンに突き犯されたカエデの躰がブルブル震え出し、快楽による痙攣でアキラの巨根を揉みしだき、共にたっぷりと雄汁を放った。
カエデのそれはパタパタとシーツに掛かり、アキラのそれは肛内を更に潤した。

そうしてカエデの上半身を起こして、耳にキスをする。

「……淫魔なら……何回出しても枯れねーよな」

そんなアキラの台詞で、ゾクリとカエデの躰に欲の波動が貫いた。

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