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パラレル物
サクラ咲く道へ(ラスト)
「新一…っ!」
「あっあっ、はぁ…ァ…v」

ゾクゾクゾク、と快感が幾重にも重なって、ちょっと下を向けば、ギンギンになってポタポタと汁を零している自分のちんこと、尻穴がデカい肉棒に広げられて、銜え込んでグチュグチュ出入りされているのが目に映った。
ジュポジュポと汁を弾く入り口は、襞が伸びたり捲られたりして凄く卑猥だ。

「んあぁ……ひっ…ああっ……」

男は目で感じると言うけれど、確かにそんな場面はダイレクトにクる。
鏡もそうだけど、体位でも平次はハマってる所をオレに見せたがる。
後からオレの楽な様に変えてくれるけど。

なんていう回想も束の間、ヤラしい体位にオレも燃えてしまって、平次の名を何度も呼んだ。
そしたら手首を解放されたので、平次の背中にしがみ付いた。

これで局部は見えなくなったけど、代わりにイイ所をカリでしっかり突かれて、首をフルフル振っちまう程、気持ちイイ。

「あはぁ……はっ、は…っ……ああぁっ……」

平次が耳を舌で嬲ってきて、もう全ての感覚が『平次』だけになる。
チュプチュプとか耳から音がして、ズチュッ、ヌチュッ、ジュポなんてヤらしい音がパンパン打ち付ける音と一緒に響いてる。

「ん、ん、あっ、あっ、あー……vvv」

平次にしがみ付いて思わず背中を引っ掻いちまったらしいけど、その時のオレにそんな自覚はない。

昂まって、絶頂を迎えたオレは、もうどんな痴態を曝していても気付けないだろう。

「くぅ……新一…っ……」
切羽詰まった平次の声を、痙攣しながら朦朧とした状態で聞いた気がする。

オレの精液がお互いの躰を汚したのと、体内にぶちまけられた奴のそれを受け留めて、幸せな快楽を感じていたのは感覚で憶えてる。
荒い息を整えながらオレの躰が落ち着くのを、抱きしめたままで待ってくれた。

やさしいキスを何度も貰って、何だか愛されてる実感をして幸せだった。

平次の肌と体温が、すげー気持ちイイ……
そう思ってたら、平次が髪を梳いてきて、やさしく笑った。

「めっちゃ好きやで…新一v」
「ん……オレも…////」

余韻のイキオイで、あんまり言わない素直な応えをしてしまった。
そしたら平次が嬉しそうに笑うから、コイツがこんなに悦ぶんならイイか、なんて思ってしまうオレはやっぱり末期か……

鎮座していた肉棒をゆっくりと抜かれ、ヌルリと汁が零れるのがいつもながら淫らで、目を逸らしたら平次が躰を拭いてくれた。



最後に制服を脱がすのは自分だと言った通り、平次はオレの着替えも買ってきていた。

「……計画的犯行じゃねーかよ…」
ボソッと言いながら平次チョイスの服に着替えるオレに、コイツはあっさり応えた。
「犯行ちゃうで、愛交やんv」

オヤジかよ!
───ったく、恥ずかしい奴////



そうして正式に?付き合い始めたオレ達は、桜の咲く頃、卒業旅行に行ってきた。

───楽しかったかって?
確かに楽しくはあったさ……けど、大分日程は変更になった。

どっかの狼男がシツコくて、あれはもう、快楽地獄ってヤツだろ───ったく////
こんな男で良いのかオレ?!なんても考えたけど、惚れちまったもんはしゃーねーな。

禁欲が長くて反動が来たってのも解んねー訳じゃねーし……オレも、まぁ、欲しかったから。

二人して太陽は黄色いわ、躰は怠いわで観光部分はかなり減らした。
アイツも多少の変更は大丈夫な様に、ホテル以外の予約はしてなかったんだけどな。

けど二人で居るのがバカみたいに幸せで、あれはあれでしょーもないけど想い出になったんだろう。


それから暫くして平次は再就職し、オレは大学生活を送っている。

アイツは今でも「先生」だけど、オレ達の関係は恋人として対等になってってるのは確か…だな、うん。


男同士でこの先イロイロあるだろうけど、アイツと二人なら乗り越えてみせる。


因みに、最後にアイツに脱がされた制服は、クリーニングされて平次の部屋に保管されている。




───────THE END

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