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パラレル物
サクラ咲く道へ(3)
そろそろ同じ体勢に疲れて、躰を動かそうと伸びをした時、小さな足音が聞こえた。
そっちの方へ視線を向ければ、程なくして担任の教師───恋人の服部平次が姿を現した。
黙って見ていれば、奴は近付いてきて柔らかく笑った。

「卒業おめでとう…新一」
プライベートを表す名前で呼ばれて、オレも笑みを浮かべた。

「約束やったな…おまえの気持ちは変わらへん?そやったら、オレと付き合うてや…」

「……変わる訳…ねぇだろ……ずっと待ってたんだ」

式が終わっても、正式には学期が終わるまでは高校生なのだけれど、それもあと少し。
服部が更に近付いてきて、オレは目を閉じて口づけを受けた。

「好きやで」
にっこりと笑う服部の背中に腕を回して、もっとという意味を込めれば、熱いキスをくれた。

気持ち好くて、足りない躰が疼く。
唇をペロリと舐めて服部を見つめれば、逆に少し躰を離されてしまった。

ここにきてまさかのお預けかと思ったら、奴はオレの姿を舐めるみたいに見るから、何だかゾクゾクしてしまう。

「……おまえの制服姿、今日で見納めやな」
「───おまえ、制服フェチだったのか?」

瞼を半分落として言えば、間髪入れずに返された。
「ちゃうわ、感慨深いやんか……オレの生徒やったんが、成長して制服脱ぐんやなぁって」

「……何か言い方がヤラしいんだけど」
頬を染めながらもムッスリと応えれば、服部はやけに艶っぽい表情で笑った。

「最後は…オレに脱がさせてな?」

耳元で囁かれて耳まで真っ赤になっただろう事が判る。
服部に中に連れ込まれ、キスされながら制服の釦を外されていく。

「……ん……ふ…ァ……」

舌を絡め取られ、凄くエロいキスをされてうっとりとしてしまえば、シュルリとネクタイを解かれた。
シャツの襟を広げて首筋に口づけられて、中に入り込んだ手が不埒な動きをしていく。
裾を出されてしまって、背中から胸から、服部の手で撫で回された。

「……んっ……」
プルプルと乳首を指で嬲られながら口づけを受けた。
乳首なんて…男が感じる所とは思ってなかったのに、慣らされちまって充分に快楽になる。

口の中から淫らな音が聞こえて、シャツははだけられているけどブレザーも着たままなのに、素肌を撫でられて躰がくねる。
「んっ……はぁ……」

そしたら服部の手がオレのベルトを外してゆっくりとファスナーを下ろした。
ズボンを太腿の辺りまで下着ごと下げられて、堅くなっているオレの……を、手で扱かれた。
「んあっ……あ////」

そしたら服部がヤラしい顔で笑った。

「めっちゃヤラしいな…制服着たまんま、こない熱って♪」

グチュグチュに擦られて、反論をしたかったけど喘ぎ声になっちまう。
そのまま寝かされてしまって自分では服を脱ぎ難くなり、サオを銜えられた。

濡れた粘膜がねっとりと肉棒に絡んで、先から筋から音を立てて刺激される。
熱くて気持ち好くて、どうにかなりそうだ。

「あっ、はっ……や……平次…っ……」

久し振りの行為に長くは堪えられなくて、導かれるまま思いっきり出してしまった。
ゴクンと飲み込む音がして、オレはうっすらと目を開けた。
平次の紅い舌が自らの唇を舐める仕草にゾクリとする。

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