パラレル物 Reiny Anniversary(2) 思わず平次は新一の華奢な躰を抱きしめた。 「…なぁ、おまえが良かったら、ずっとここに居ってええで?仕事のアシスタントしてくれへん?」 「いいのか?」 「ああ」 にっこり笑う平次に、新一は抱きついた。 「オレ……平次の事……好きだ……」 「ん……オレも新一が好きやで?」 その言葉は、お互いにLikeの意味に取った。 そんな或る日、今でも時々本の形の書籍を読んでいる平次に、新一は何気なく訊いた。 「平次……そういや女の影見えねぇけど……カノジョ居ねーの?」 「居てへんよ…多少なら遊んでるし、ええやんか、そないな事」 「モテるんだろ?」 「どうだかな……」 新一は平次を見つめると、徐に椅子に座っている彼の前に膝まづいた。 何をするのかと思えば、ズボンのファスナーを下ろして中のものを取り出され、平次は焦って新一の髪に触れた。 「新一?! 何すんねん」 新一は平次の肉棒を手で弄りながら、上目使いで見上げた。 「させろよ…せめてこれ位」 「ちょお待ちっ…そないな意味で……くっ……」 肉棒を口に含まれて、平次の息が詰まった。 ねっとりと唇と舌を使って男の弱い部分を刺激され、思わず平次は触れていた新一の髪を掴んだ。 美味しそうにしゃぶる新一の妖艶な表情は、多分初めてではないのだろう。 思わず平次は小さな嫉妬を覚えた。 そのまま新一の好きにさせてやると、平次の男根は堅く張り詰めていった。 ちゅぷっ……ジュプジュプ、くちゅっ…と卑猥な音を立てられて、平次の雄は大きく変化していく。 「……いいな……大きくて立派なちんこ……」 「……んっ……」 裏筋と先や括れを集中的に嬲られて、平次の男根が脈打った。 「…あかん……出る…っ」 「いいぜ…出せよ……」 平次の躰が小さくのけ反って、青い匂いのミルクを口一杯に含んで飲み込んだ。 飲み切れなかった精液が新一の顎を伝い、彼はそれを指で掬って舐め取った。 そんな姿にゴクリと平次の喉が鳴る。 それでも平次は欲情を抑えて新一に訊いた。 「……おまえ…何でこないな事……」 「……結構、食べ物貰えなかったりもして、飢えて、それで……抱かれる訳にはいかねーから、路地で誰かに頑張って奉仕して、代わりに食べさせて貰ったり……してた……」 社会は未だに性別不明な人間を、バイトすら雇ってくれる所は滅多にはないのだ。 けれどそんな事をして、逆に襲われ掛けた事だってあっただろうに、義理の親の仕打ちに平次は怒りを覚えた。 「だからってオレは、そないな奴等とちゃうで」 「厭だったらごめん……でも、オレ…平次が好きだから……こんな事しか出来ねーけど、オレ……」 俯く新一に、平次は彼の頭を撫でた。 「……アホ……そら順番ちゃうで?告るんが先やろ?」 「え……」 「オレん事好きか?」 新一はこくんと頷いた。 「抱かれてもええ位?」 そんな風に訊かれて、新一は真っ赤になった。 「でもオレ…こんな躰で……平次を受け入れられない……」 「けどもう少しなんやろ?」 「多分……」 平次は軽い新一をひょいと持ち上げた。 そうしてベッドに寝かされて、新一は狼狽えた。 「平次…っ……あの……;;」 すると平次は真摯な瞳で言った。 「オレ、多分おまえに一目惚れやってんな……こうして一緒に暮らして、益々好きになってもーた……」 新一は頬を染めた。 「こんな……オレでいいのか?どっちの躰になるか判らないんだぜ?」 平次は微笑んだ。 「どないな躰でも、おまえに変わりないやろ?ちゃうの?」 「そーだけど……でも……」 平次は黙らせるみたいに唇を塞いだ。 段々と深く口づけていきながら、新一のまだ華奢な躰をまさぐる。 ピクンと新一が反応して、初めての快感に躰を震わせた。 「あっ……へ……じ……」 「心配要らへんよ…」 服を脱がせて、新一の躰の全てを手と舌で愛撫していく。 くりくりと両方の胸の突起を弄ってやると、それは堅く勃ち上がった。 「……ちゃんと反応するやんか…」 「ぅんっ……あっ……へぇ…じぃ……////」 [*前へ][次へ#] [戻る] |