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パラレル物
情熱の果実(3)
カエデの肉棒にも酒を垂らすと、匂いが立ち上がった。
そこでアキラは一旦肛内から肉棒を抜いて、カエデをベッドに寝かせてボディーに酒を垂らし、それを舐め取っていく。
「あっ……ァ……」

新月の所為だろうか、普段よりも少ない量で酔う気がする。
アキラでさえ、いつになく気持ち好い酔いを感じる。
カエデのカラダがそれを割り増してはいるかも知れないが。

上半身から舐め取った最後に、乳首を舌で嬲ってやると、カエデの躰がピクピク反応する。
乳輪ごと紅くなって、ぷっくり勃って濡らされているのが淫靡だ。
そうして下半身に向かい、勃ち上がっていたカエデの肉棒を口に入れた。
「ああっ……」

それは丹念にジュポジュポと出し入れしながら、舌で筋や窪みを刺激してやる。
雄としては一番繊細なそこを、受けてはやれない代わりにたっぷりと可愛がった。

「あっ……あv……はぁっ……あぁっ……v」

熱い粘膜でピストンする様に擦られて、カエデが快楽で身を捩る。
それでなくても最愛の相手に、じっくり嬲られて膨らんだ男根が、アキラの口の中でビクビク震えて、堪らずに精液を吐き出した。
それをアキラは敢えて口の中に留めて、更に擦ってやる。

「ああっ?!…も……アキラ……ッ……はぁ…んv v」

そうしてカエデの肉棒がまた勃ち上がるまで続けて、腰を持ち上げ、ねっとりと乳白い糸を引いて離れるのを見せてやると、舌を出した口の中に残る彼の精液を見せつけてからゴクンと飲み込む。

「…はぁ…はぁ………アンタ……」
「ん?」

口でそれだけシてくれたら、相当挿入感は味わえる。
所謂童貞卒業とか、拘るのも何だかどうでも良くなってきた。
けれどそれとは別に、自分も色々シてやりたいと思うのだ。


ぐいっとカエデはアキラを押し倒し、猛っている巨根に手を触れたら、そこに尻穴を合わせて自らぐぐっと潜り込ませた。

「んっ……カエデ……ッ……」
「はぁ……ぁ……v」

重力もあり、ズップリと埋め込んだら、とっくに潤されていたナカはヌルヌルで、アキラの肉棒を包んだ。

「オレも……アンタをイカせてやる……」

ベッドに両手をついて、自分の尻を上下に動かしながら、アキラを熱く見つめる。
酔いなのか快楽なのか、カエデの瞳は妖しい程に蕩けていて、アキラはそれだけでもゾクゾク感じた。

パチュン!と音がして、汁がアキラの肉棒に絡んで零れてきて、そのままパンパンと動かれて肉壁に揉みしだかれれば、アキラからも喘ぎが漏れた。
結局自分のイイ所を擦る事でアキラもヨくなるのだと知ったので、互いに昇り詰める事を目指した。
リズムを変えたり角度を変えたりしながら、メリハリを効かせて自分のイイ所も突いていく。

「あ……っ……アキラ、アキラ……アキラ……ッ……」
「ん……すげーイイ……カエデ……」

技巧も上がっているし、一生懸命なのが可愛くて、アキラに笑みが浮かぶ。
カエデはベッドではなくアキラの手を握って、手綱みたいにして躰を上下に揺らした。

「あっvあv あv あーv v」

カエデが艶声を上げるのと、アキラの喘ぎか交わって、繋いだ手からも気持ちが伝わる。
潤んだ瞳でアキラを見つめ、肛内で膨れて脈動する熱い男根を感じて、カエデは動きを激しくした。

「くぅ……っ……あっ、カエデ……ッ……」
「も……アキラ……ァ……」

ブルブルと共に昇り詰めて、自らの精液を吐き出すと共に、肛内に彼の迸りを受けたカエデは、至福の表情をする。
アキラがぐっと腰を押さえてやって、カエデが倒れ込んでくるのを受け留めた。

はぁはぁと荒い息を吐きながら抱きしめ合って、自分が放った分の雄汁が肌で擦れたけれど、構う事なくキスをした。
しっとりとしたそれをゆっくり続けて、名残惜しく離れる唇から甘い吐息が漏れるのを、最後にアキラがチュッと音を立てた。

それから暫く見つめ合ってから、徐にアキラが言う。

「……あのさ、オレ、何度だっておまえでイッてるだろ?おまえにヤラレっ放しなんだぞ、オレ////」

照れ臭そうな告白に、カエデは驚いた顔をしたけれど、そのまま彼の肩に顔を埋めた。
アキラに髪を撫でられて、カエデは彼の首筋にキスマークを残した。

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