パラレル物 情熱の果実 今宵は新月、月明かりがない。 魔力にも少々の影響が出る為、基本的には大人しくしている日なのだ。 人間の様に食事はしないが、時折酒は飲む。 強いが口当たりの良い美酒を、二人で飲んでいた。 それだけにあまり飲み過ぎると、相当酔う。 案の定、カエデはそのまま寝こけてしまった。 ピンクに染まった肌が扇情的だが、アキラは彼をベッドに運んで寝かせてやる。 折角だから彼を抱きしめて寝るかと互いの衣装を剥いでしまって、アキラも隣に滑り込んだら、不意にカエデの目が開いた。 酔いの所為で目がトロンとしている。 その目を見つめていたら、突然起き上がったカエデが上に乗っかってきた。 そうして彼はアキラに口づける。 愉しむみたいに、仕掛け仕掛けられるキスを続けた。 クチュッと音がして、唾液が糸を引く。 「はふ……アキラ……ァ……v」 酔いの為か、既に呂律が甘い。 そのままカエデがアキラの首筋に口づけて、唇と舌で愛撫していく。 ちょっと驚くアキラだったが、彼のしたい様にさせていると、乳首を吸われた。 ピチャ、チュクッなんて音がして、舌で嬲られる。 「カエデ……」 顔を上げた彼の口から唾液が垂れるのがエロくて、アキラはカエデの乳首を弄り始めた。 「……あ……っ……」 そのまま体勢を逆転させたら、カエデが身を捩る。 「ヤ……ダメ、だ……」 「何が?」 構わずカエデの乳首を口で嬲っていたら、ピクピクと反応する。 「あ…っ……今日、は……オレが……スル……」 「スルって何を?」 そう訊きながら肉棒を手で扱いてやると、カエデもアキラの肉棒を弄ってきた。 なので共に昂め合ったら、堅く大きくなって、トロリと透明の汁を零し始める。 そうしたら、あろう事かカエデの指がアキラの後ろの口に指を触れてきた。 「……ドーテー卒業すんなら……それもアンタがいー」 目を見開いたアキラは、先日の触手の件を思い出す。 その所為でカエデにそんな事を思わせたのだとしたら、自業自得とも言える。 しかし、それを良しとする訳にはいかない、きっちり攻めのアキラである。 彼はカエデの手を掴み、そこから離させて言った。 「……悪ィ……だったら卒業はさせてやれねー」 「何でだよ、ズリィだろ、それ」 恐らく酔いも手伝っているのであろう、蕩けた瞳で睨むのが凶悪にエロい。 「……おまえの目、そーとーオレを煽ってんの、知ってるか?」 カエデが目を見開いたので、その隙に深く口づけて、口内を貪りながら尻尾を手で擦った。 「んんんーっ!!」 カエデの肉棒が精液を放って肌を汚す。 はぁはぁと息をするカエデから少し唇を離して、アキラは囁いた。 「ほら、ココが証明してるだろ?」 そうして尻尾を続けて擦ってやると、ビクビクとカエデの裸体が震える。 「そんなの……あっ!やっ……ああっ……」 ヒクヒク蠢く窄まりにアキラの猛ったデカマラを押し付けて、そのまま潜り込ませた。 「んっ……く……」 いきなり挿入れられて、カエデの眉が寄せられるが、慣れた躰はゆっくりと力を抜いて、しっとりとアキラの肉棒を包んでくる。 「まだ解してねーのに、こんなにオレのにピッタリじゃねーか」 「そ……れは……アンタの所為……だ……」 「うん、だからちゃんと責任取るしv」 カエデの肉棒もすっかり勃ち上がっていて萎えないのだから、中で気持ちヨくなれるのが明白ではないか。 そんな事を思いながら、先程のカエデの精液を指で掬って、肛内に送り込んでやる。 巨根が挿入った上に、そんな事をされて驚くけれど、二本挿しに比べれば、楽とも言えた。 それから精液を馴染ませる様に小刻みに動いてから、段々と動きを大きくしていく。 [次へ#] [戻る] |